水戸部六美
理化学研究所は7日、3月に稼働した国産超伝導量子コンピューター初号機の愛称募集と量子コンピューター開発の一般サポーターを募るクラウドファンディング(CF)を始めた。締め切りはいずれも5月31日午後11時。
愛称は日本語でもアルファベットでも可能。国産初の量子コンピューターであることがわかり、国際的な発信にもふさわしく、世界の人々も親しみやすい名前を期待しているという。7月末ごろに決定する。
CFは量子コンピューターの実用化に向けて、国内外の優秀な人材を呼び込む環境作りや一般の人からの支援を広げる狙いがある。
集める金額は、第1目標が100万円、第2目標が662万円。海外からの量子分野の学生インターンの受け入れや学術集会・セミナーの開催費用などにあてるという。
寄付者には9~12月に返礼品をおくる予定。返礼品には、サポート会員証のほか、超伝導量子コンピューターの心臓部の部品「量子ビットチップ」のレプリカ、研究施設の見学ツアーなどがある。会員が今後、理研の量子コンピューター開発への継続的な寄付者になってくれることも期待しているという。
担当者は「CFをきっかけに量子コンピューターへの興味関心が広がり、異分野の研究者が来てくれたり、学生が将来の道の一つに考えてくれたりするようになれば」と語る。
愛称の応募は専用フォーム(https://q-portal.riken.jp/rqc_naming/)からできる。
CFの詳細は「READYFOR(レディーフォー)」の受付サイト(https://readyfor.jp/projects/riken_qc)へ。(水戸部六美)
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