27日、政府の対策本部は新型コロナの感染症法上の位置づけについて、5月8日に今の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する方針を決定しました。
今回の決定について、仙台駅前では「しかたがない」といった声や、「5類に移行せず、いまのまま続けて欲しい」という意見など、さまざまな声が上がりました。
【外出自粛要請できなく】
5類に移行することで、行動制限や入院の勧告・指示、それに感染者や濃厚接触者の外出自粛要請ができなくなります。
これについて、10代の女性は「症状がない中でも自宅で隔離されるのはとてもつらいと思っています。コロナの感染拡大から3年がたっていますし、外出自粛を求めなくてもいいのではないかと思います」と話していました。
60代の女性は「いまでも、無症状の人も含めて感染していても外に出ていると思うので、しかたがないことかなと思っています」と話していました。
【公費負担がなくなる】
入院や検査にかかる医療費など、移行後は、原則として一部が自己負担となります。
政府は、患者に急激な負担増が生じないよう、当面は公費負担を継続した上で段階的に見直していく方針です。
また、ワクチンについては、必要な接種であれば、引き続き自己負担なく受けられるようにするとしています。
これについて、60代の女性は「国の財政の状況もあり、いつまでも公費に頼っているのもよくないと思うので、ほかの病気と同じように自己負担するのはやむをえない。ただ、一方で自己負担になると困る人もいると思うので、そのあたりは考えてもらいたい」と話していました。
70代の男性は「コロナが収束したわけではないので、一部自己負担になっていくと困ってしまいます。診療やワクチン接種は、これまで通り無料で受けられるようにして欲しい」と話していました。
【マスクの着用 個人の判断に】
マスクについては、屋内、屋外を問わず、着用を個人の判断に委ねることを基本にするよう見直すとした上で、具体的な見直し時期を検討していく考えを示しました。
これについて、40代の男性は「個人の判断に委ねると一方的に言われても困るので、政府としてマスクをつけた方がいい場面など、方針をしっかり示して欲しい」と話しました。
60代の女性は「電車の中や屋内では引き続き、マスクは着用していくし、電車の中では周りの人にもマスクはして欲しい」と訴えていました。
また、10代の女性は「この3年間でマスクをすることに慣れてしまったので、基本的にはどんな場面でもマスクをしたままの生活を続けると思います」と話したほか、70代の男性は「人混みなど感染する可能性があるところでは、マスクは必ずするようにする」と心配そうに話していました。
【5月8日という移行時期は?】
また、「5類」に移行する時期が5月8日ということについて、10代の女性は「人との交流や移動が増える大型連休が終わったあとなので、適切な時期だと思います」と話し、60代の女性は「準備期間も含めると妥当な時期だと思う。気候的にも暖かくなってきて換気がしやすくなることもあり、そういった点でもこの時期に移行するのは賛成です」と述べていました。
一方で、40代の男性は「時期を確定させるよりは、感染者数の推移をみたうえでしっかりと判断して欲しい」と述べたほか、70代の男性は「コロナが収束したわけではないので、『5類』に移行せず、いままでのまま続けていって欲しい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 新型コロナ「5類」移行にさまざまな声|NHK 宮城のニュース - nhk.or.jp )
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