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Wednesday, March 9, 2022

Googleのコンピューターサイエンス学習教材「CS First」に日本語教材が登場! - 窓の杜

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 Googleが提供するコンピューターサイエンス学習教材「CS First」は2014年から英語版では存在していましたが、ついに日本語版教材の提供が開始されました! 英語圏では存在していても日本語版がなくて使われていない教材は多いので、こうして日本でも使えるようになるのはよい流れです。今回の日本語教材の公開は、英語で出ている教材を日本語化したのではなく、日本の状況に合わせて日本向けに教材が作成されているところもポイントです。

教材は2つのユニットと複数のレッスンで構成

教材は「Scratch for CS Firstでプログラミングをはじめよう」と「私たちのまちのよさをプログラミングで広めよう」の2つのユニットがあり、それぞれ複数のレッスンで構成されています。

 「Scratch for CS Firstでプログラミングをはじめよう」では順次処理からイベント、繰り返し、条件分岐というふうに、プログラムに必要な考えをひとつずつ順序よく積み上げて学べるようにしてあります。何をやるにもとりあえず基礎になる内容です。

「Scratch for CS Firstでプログラミングをはじめよう」のレッスン一覧

 「私たちのまちのよさをプログラミングで広めよう」では、町紹介のコンセプトである程度まとまりのある作品を作る経験ができます。途中まで作られている作品のプログラムを、内容を理解しながら追加したりし修正したりして完成させていきます。

「私たちのまちのよさをプログラミングで広めよう」のレッスン一覧

 「私たちのまちのよさをプログラミングで広めよう」は小学校段階のプログラミング教育の枠組みでいうと、総合的な学習の時間で使うことを想定して作られていますが、それは気にせずに、個人で作品作りの参考に楽しめばよいでしょう。

 経験に応じてどちらのユニットのどのレッスンから始めても大丈夫です。ただし、アカウントを作らずにログインしないで試すと、作品の保存はできません。

アカウントを作るとクラス管理ができる

 講師アカウントを作ってログインすると、クラスを作り、クラスに受講生を招待して受講生アカウントの進捗管理ができます。講師アカウントは通常のGoogleアカウントで作成できます。受講生アカウントは、いくつかの方法で作成できて、GoogleアカウントがなくてもCS First専用の受講生アカウントを持つことができます。

 保護者が講師アカウントをつくって自分の子どもをきょうだいで別々の受講生アカウントを発行して進捗管理、なんて使い方もできますね。

 なお、学校で、すでに「Google Workspace for Education」を利用していれば、そのままGoogle Classroomと連携して使うこともできますので、特にGoogleベースで運用している学校ではとても導入しやすいでしょう。

講師アカウントから、受講生アカウントを1個作って受講生が1人ログインしている状態。講師アカウントから進捗管理や生徒の提出作品のチェックなどができる

 プログラミングも「Scratch」も初めてでどこから手をつけてよいのかわからない!という場合にはこうしたステップバイステップの教材はとても便利です。なお、これは通常の「Scratch」とは別にGoogleで運用され、公開されているものですので、通常の「Scratch」のアカウントや、作品保存機能とは全くことなります。混同しないように注意してください。この教材で基本を学んで、通常の「Scratch」で自由に作品作りをする際に役立てるのもいいですね。

 2020年度から小学校でプログラミング教育が実施されています。これに伴い家庭でも手軽にプログラミングを学習できるツールが多数登場していますが、どんなツールを使えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか? そこで本連載では家庭でのプログラミング教育にピッタリなお勧めツールを紹介していきたいと思います。

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