松本市出身で東京学芸大３年の金美玲(キンミリョン)さん（２１）＝東京＝らが１３日午後７時、アイヌや朝鮮民族の文化を切り口に多様な生き方について考えるオンラインイベントを開く。金さんはさまざまなルーツをもつ人々が暮らしやすい社会を目指して昨年初めて討論会を企画し、今回は第２弾。「若い世代の声を聞いてほしい」と参加を呼び掛けている。
金さんは長野朝鮮初中級学校（松本市）卒。昨夏、友人の神戸女学院大（兵庫県西宮市）２年の沈美和(チンミファ)さん（２１）と外国籍の児童生徒への教育支援をテーマにしたトークイベントをオンラインで初開催。ともに在日コリアン４世という自身のルーツに触れながら意見交換した。
今回は新たにアイヌ民族も取り上げようと、沈さんの知人でアイヌにルーツがある慶応大４年関根摩耶さん＝東京、北海道出身＝を交え、インターネットの動画サイトでアイヌ語を紹介する活動などについて話してもらう。３人で日本社会への思いや将来の夢などを語り合い、参加者との質疑応答の時間も設ける。
催しはウェブ会議システム「Ｚｏｏｍ（ズーム）」で開く。参加は以下のＵＲＬの専用フォームで同日午後６時までに申し込む。
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