米国で実際に起きた放火事件を題材にしたミュージカル「Ｔｈｅ Ｖｉｅｗ Ｕｐｓｔａｉｒｓ－君が見た、あの日－」（マックス・ヴァーノン作・作詞・作曲、市川洋二郎演出・翻訳・訳詞・振り付け）が２月１日から日本青年館ホール（東京都新宿区）で上演される。日本初演。現代から事件があった１９７３年にタイムスリップしてしまう主人公を演じる平間壮一は「目の前の〝人間〟をさまざまな角度から見てほしい」と話す。
若きデザイナーのウェス（平間）はニューオーリンズで廃虚となった建物を購入する。クスリでハイになった彼が気付くと、７０年代のゲイバー「アップステアーズ・ラウンジ」にタイムスリップしていた。同性愛が罪だった時代のゲイバーで人と人の絆の意味を学び、パトリック（小関裕太）という青年との恋が芽生えるが…。
米国史上に残る同性愛者クラブ放火事件が題材。作中ではマイノリティーが迫害される様子が描かれる。「誰もが持つ生きづらさがそこにある」と、登場人物に共感を寄せる。
同性愛者というくくりだけでなく、「『受け入れてもらいたい』という思いと、『ありのままでいたい』という気持ちで揺れ動くのは、全人類共通のはず」として、「ウェスを、人間を、リアリティーをもって演じたい」と話した。
１３日まで。問い合わせはチケットスペース、０３・３２３４・９９９９。２４～２７日は森ノ宮ピロティホール（大阪市）で公演する。（三宅令）
からの記事と詳細 ( 放火事件題材のミュージカル 主演の平間壮一「さまざまな角度で見て」 - 産経ニュース )
https://ift.tt/3ArMWdH
No comments:
Post a Comment