Pages

Sunday, December 31, 2023

次世代カンパニーのさまざまな挑戦が「環境再生」につながった年:『WIRED』日本版が振り返る2023年(リジェネラ ... - WIRED.jp

mungkinbelum.blogspot.com

2023年は、「リジェネラティブ」というキーワードを耳にした方がより増えた一年かもしれない。

例えば、環境再生型農業(リジェネラティブアグリカルチャー)や、環境再生型都市(リジェネラティブシティ)など、「サステナブル(持続可能性)」を超えて「リジェネラティブ(環境再生)」につなげていく動きが活性化している。

『WIRED』日本版では、そんな​​自然環境が本来もつ生成力を取り戻すことで、再生につなげていく「リジェネラティブ」な状態の実現を目指す企業や団体を「THE REGENERATIVE COMPANY(リジェネラティブ・カンパニー)」と定義し、雑誌『WIRED』日本版VOL.49で特集している

また、経済活動を通じて人々のつながり、社会、生態系、経済システムの再生に挑む「リジェネラティブ・カンパニー」をよりムーブメント化するためのアワードの開催や、年に1度の大型カンファレンス「WIRED Futures」ではトークセッションのみならずワークショップも実施している。

それでは、具体的にどのような企業や団体、あるいは企業の「リジェネラティブ・シフト」に向けた苦悩がWIRE.jpではレポートされてきたのだろうか。特に読まれた記事を10本セレクトし、みなさんにお届けする。


01 「リジェネラティブ・カンパニー」とは何か──その3原則から事業領域まで、拡がるムーブメントの全体像

経済活動を通じて人々のつながり、社会、生態系、経済システムを再生する「THE REGENERATIVE COMPANY(リジェネラティブ・カンパニー)」という新たなムーブメントを前に、改めて「リジェネラティブ」の定義から、重要な「リジェネラティブ・カンパニーの3原則」まで、そのすべてを解説したのがこちらの記事。「リジェネラティブ」という概念理解のために、まずは目を通していただくことをおすすめする。>>記事全文を読む


02 サステナブルになりたいレゴが「プラスチック」の環境負荷に悩まされている

プラスチック材料の一種であるABS樹脂のブロックを大量生産して巨大企業となったレゴは、いまその環境負荷と向き合うべきフェーズに来ている。環境負荷を減らすべく挑んだ代替素材の開発を断念したいま、いかにサステナブルな企業になろうとしているのか。>>記事全文を読む


03 絶滅危惧種の保護指標は“かわいさ”ではない

絶滅の危機に瀕している生物の数は、現実的に救える数よりもずっと多い。そのため、保護活動においても緊急度の高い順に「トリアージ」をしなければならない状況になっている。そんななか、独特に進化を遂げている種を優先して保護するための指標「EDGE」の最新版を取り入れる動きが世界で進んでいる。>>記事全文を読む


04 人と空き家、そして地域社会の再生を目指すソーシャルビジネス──Renovate Japan:特集「リジェネラティブ・カンパニー」

家と仕事に困っている人が一定期間住み込みで空き家を改修し、その次のステップを支援する──。そうした「空き家」と「貧困」の問題を同時に解決しようとするのがRenovate Japanだ。未来を再生する次世代カンパニーを紹介する『WIRED』日本版の総力特集から、その象徴的な企業の取り組みをお届けする。>>記事全文を読む


05 “都市農園”の生態系は、農村部よりも豊かなものになるかもしれない

家庭菜園などの都会の小規模な農園や緑地帯が、生物多様性を促進している可能性を明らかにした論文が発表された。食料を生み出すだけではなく、熱波による気温上昇を抑えるためにも、ルーバニゼーション(都市農村化)への期待が高まっている。>>記事全文を読む


06 資本主義のなかで、「自然 - 社会共通資本」を確立する──SynecO:特集「リジェネラティブ・カンパニー」

人間による生態系の拡張をビジネスベースで推進するSynecOが協生農法で目指すのは、“雑草”もまた生態系をつくる資本として取り込む資本主義の拡張だ──未来を再生する次世代カンパニーを紹介する『WIRED』日本版の総力特集から、その象徴的な企業の取り組みをお届けする。>>記事全文を読む


07 農家を「気候変動対策の貢献者」に。衛星写真でサステナブルな農業を支援するスタートアップ

環境再生型農業へのシフトには、最適な農地の特定は欠かせない営みのひとつだ。米国のスタートアップPerennialは、衛星写真を使って土壌にどの程度の二酸化炭素が蓄積されているのかを分析する事業を開始した。炭素排出量を相殺したい企業からのニーズが高まれば、サステナブルな農業が加速していくかもしれない。>>記事全文を読む


08 “環境損益計算”でラグジュアリー産業を超えた連帯を目指す:ケリング・グループCSOインタビュー

サステナビリティの面でラグジュアリー業界を牽引するケリング・グループ。その鍵となるのは、長い長いサプライチェーンの全体を取り込んだ包括的なシステムチェンジだ。同グループのCSOを長く務めるマリー=クレール・ダヴーに編集長の松島倫明が訊く。>>記事全文を読む


09 「リワイルディング/再野生化」が、人間のためのツールとして使役されないために:松田法子連載・『人と地球の共構築に向けて』

国連が2030年までを「生態系回復の10年」と位置づけ、中国や米国全土よりも広い面積のリワイルディング/再野生化が目指されている。こうしたなか、いまこそ人間中心主義も自然中心主義も超えてその境界を再構築すべきではないか──。京都府立大学准教授の松田法子による連載では、「リワイルディング」というスコープから人間像と自然観が問い直された。>>記事全文を読む


10 未来を再生する次世代カンパニーを決定!「リジェネラティブ・カンパニー・アワード 2023」に選出された8つの企業・団体とは

雑誌の特集と連動し、「リジェネラティブ・カンパニー」を表彰する新たなるアワードを始動させた。初開催となる2023年、総勢40名のアドバイザーによる推薦のもとで選ばれた8つの企業や団体はいかなるものか? 衣食住のリジェネラティブからディープテックまで、選出理由とともにその全体像を紹介する。>>記事全文を読む


『WIRED』日本版が振り返る2023年の記事はこちら


Related Articles
article image
微細藻類「ガルディエリア」の高い培養効率と貴金属吸着能力を活用し、都市鉱物におけるリサイクル、天然鉱山の採掘プロセスの無公害化、CO2の固定化に挑むガルデリアは、自然の生成力を活かして地球規模の課題を解こうとしている。【「リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023」選出団体】
article image
都市開発において課題解決や都市理論に基づくビジョンづくりは重要だ。しかし、市民が住みたいと思う街をつくるためには、「見たい風景」を考えていくことも必要なはずだ。都市体験のデザインスタジオfor Citiesは「遊び心」をキーワードに、都市開発のアプローチに変革を起こそうとしている。【「リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023」選出】
article image
イチゴなら4カ月、キャベツなら6カ月。スタートアップのZEROCOが開発した技術を使えば、食材を長期間保存でき、さらにおいしさも増すという。冷蔵庫でも冷凍庫でもない「第三の鮮度保持技術」で、同社は危機的状況にある食産業をどう再生しようとしているのか?【「リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023」選出】

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 次世代カンパニーのさまざまな挑戦が「環境再生」につながった年:『WIRED』日本版が振り返る2023年(リジェネラ ... - WIRED.jp )
https://ift.tt/oh0QqGS

No comments:

Post a Comment