大阪大学を中心とする共同研究グループは2023年12月20日、大阪大学内に設置する超電導方式の量子コンピューターのクラウドサービスを開始すると発表した。「量子ソフトウェアコンソーシアム」におけるグループワークで使い始める。
今回公開するのは、64量子ビットの超電導量子コンピューターで、チップは理化学研究所(理研)が開発したものだ。量子コンピューターに必要な低雑音電源や低温増幅器、磁気シールドなど、複数のエレクトロニクス機器を国産部品に置き換えた点が国産3号機の特徴だ。
ユーザーの利用フローはこうだ。QunaSysが開発した量子計算のソフトウエア「QURI Parts」を介してアクセスし、計算を実行する。QURI Partsで量子回路のプログラムを書いて実行すると、回答が返ってくるという仕組みだ。当面の間、ユーザーは量子ソフトウェアコンソーシアムに参画する企業や組織に限定する。
共同研究グループとして名を連ねるのは、大阪大学、理研、産業技術総合研究所、情報通信研究機構(NICT)、アマゾン ウェブ サービス ジャパン、イーツリーズ・ジャパン、富士通、NTT、キュエル、QunaSys、セックなどの研究機関と企業だ。
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