薩摩、大隅地方、それに種子島・屋久島地方を含む九州南部ではまだ梅雨が明けていないことについて、街の人からはさまざまな声が聞かれました。
薩摩、大隅地方、それに種子島・屋久島地方を含む九州南部では5月30日に梅雨入りが発表されたあと、このところ鹿児島市では晴れの日や曇っても雨が降らない日が多くなってきました。
九州南部の梅雨明けは平年は7月15日ごろですが、ことしはまだ発表されておらず、県内の広い範囲ではこの先1週間も曇りや雨の日が多いと予想されています。
鹿児島市の70代の女性は「梅雨が明けないと梅干しの梅を干せないから、そろそろ明けてほしい」と話していました。
鹿児島市の80代の男性は「天気予報を見ながら、まだかなという気持ちでいます」と話していました。
また、近頃は雨が降らない日も増えてきていることから、梅雨らしくないと感じている人もいました。
鹿屋市の30代の女性は「たくさん雨が降ったというよりは、むしむししている印象です。晴れた日が続いていたので、梅雨は明けたかと思っていました」と話していました。
多くの人が梅雨が明け晴れの天気を望む一方で、気温のことを考えると今のような天気のほうが心地いいと感じるという人もいました。
鹿児島市の30代の男性は「かなり暑がりなので、雨が降らなければ曇っているのがちょうどいいです」と話していました。
こうした中、鹿児島市西伊敷にある新聞の販売所では、ある理由からいち早く梅雨明けを望んでいます。
この販売所では、雨が降っていたり降りそうだったりする時は、新聞がぬれないよう半透明のフィルムでラッピングしています。
梅雨の時期はふだんの4倍近くの量を使うこともありますが、ロシアによるウクライナ侵攻などで原油価格が高騰し、これに伴ってフィルムの価格も上がり経済的に負担になっているということです。
また、それぞれの配達員が、出発する前の慌ただしい時間帯におおむね200部から300部ほどを機械を使ってラッピングするのに、10分前後の時間がかかるということです。
南日本新聞販売伊敷団地営業所の長船浩介所長は「梅雨の時期は1年の中でも新聞に関するコストが最もかかるので、早く明けてほしい」と話していました。
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