理化学研究所(埼玉県和光市)は、「国産初号機」の量子コンピューターの利用を27日に開始する。永岡文部科学相が24日午前の閣議後記者会見で明らかにした。クラウドサーバーを通じ、共同研究を実施してきた大学や研究機関の利用が可能になる。
初号機は、中枢部の素子「量子ビット」に超伝導回路を使う方式。極低温の冷凍機のなかに設置した64個の量子ビットを制御して、計算する。政府が2018年度から約25億円を投じ、理研や大阪大などが中心となって整備を進めてきた。理研などは利用者の範囲を徐々に拡大させ、幅広い研究者や技術者の力を研究開発に生かせる環境整備を目指す。
量子コンピューターは将来、技術が成熟すれば、現在のスーパーコンピューターでも困難な計算をこなす可能性があると期待されている。このため、米国や中国など世界各国の政府や企業が参入し、ハード(装置)やソフトウェアの開発を進めている。
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