「プログラミング教育」など、コンピューターの使い方への関心がますます高まっている。コンピューターの仕組みや使い方を扱(あつか)う学問が「コンピューターサイエンス」だ。その楽しさをキーワードを通して紹介(しょうかい)する。1回目は「バーコード」。国立情報学研究所所長補佐(ほさ)の佐藤一郎(さとういちろう)教授に聞いた。
世の中とデータをつなぐ
「コンピューターは記号や数字を扱うのは得意。でも、人間の顔を見分けるなど、現実の世界を扱うのは苦手です」と佐藤教授。そんなコンピューターが商品を見分けるために利用されているのが「バーコード」だ。1960年代に米国のスーパーマーケットで、商品の値段の入力を効率化してレジ待ちの行列を解消するために使われたものが広まったという。
例えば江崎(えざき)グリコの「ポッキー」。一見不規則に見える「4901005510029」という13桁(けた)の数字だが、実は「49」(国コード:日本)、「01005」(企業(きぎょう)コード:江崎グリコ)、「51002」(商品アイテムコード)、「9」(バーコードが読めたことを確認するための数字)の四つの部分に分かれ、「どの国の、どの企業(きぎょう)の、どの商品か」を表している。
多くの店では、レジでバーコードの数字を読み取り、価格と照合すると同時に、商品の在庫データが減る仕組みが採用されている。バーコードが現実の商品とデジタルのデータをつないでいる。佐藤教授によると、企業によって「商品アイテムコード」を整理してつけている会社と、新商品を出すごとに片(かた)っ端(ぱし)からつけている会社など、バーコードから社風も伝わってくるという。
「バーコードから世の中が見えてくるのが楽しい」と佐藤教授は話す。次に楽しみにしているのはバーコードの進化だ。デザイン性重視の風潮から、「絵の中にバーコードを埋(う)め込(こ)んだり、特殊(とくしゅ)なめがねでだけ見えるようにしたりする商品が出てくるのでは」。今後も注目だ。
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February 08, 2020 at 04:00AM
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