エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Stealth 17 Studio A13Vシリーズ」は、薄型ボディーに17.3型の大画面で広色域な液晶ディスプレイと、最新のハイスペックCPU/GPUを搭載した薄型クリエイティブゲーミングノートPCだ。
可搬性に優れた薄型ボディーでありながら、NVIDIAがクリエイティブ向けに展開する「NVIDIA Studio」認証を取得したPCである点も注目だろう。最新の第13世代CoreプロセッサとNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUによるパワフルなパフォーマンスに加え、高速表示と色再現性を兼ね備えた大画面、Thunderbolt 4や2.5GBASE-T対応の有線LANといった豪華な装備は、クリエイティブ用途でも魅力的だ。
実機を入手したので、その魅力をゲーミングとクリエイティブの両面から見ていこう。
シャープなデザインのスリムボディー
17.3型の大画面を備えたボディーは、大柄ながらスリムな形状が目を引く。突起部を除くボディーサイズは、約397.6(幅)×283.5(奥行き)×20.8(厚さ)mmで、重量が約2.8kgだ。オールブラックのカラーリングで質感高く仕上げられている。手に持つとずっしりとした手応えと剛性感、中身が詰まった凝縮感があり、高級な石板のような存在感を放つ。
バッテリー容量は約99.9Wh(公称値)と大容量を搭載しており、JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0による公称駆動時間は約10時間となっている。オフィス作業などのライトユースならばバッテリー駆動でも十分に利用できるだろう。いざという場合は、本製品をスマートフォンのバッテリーとしても活用できそうだ。
マルチもシングルも強い第13世代のCore i9-13900Hを採用
CPUはIntel Core i9-13900Hを採用する。ノートPC向けの第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)の中でも上位の性能を持つHシリーズのCPUで、性能優先のPコアを6基(12スレッド)、電力効率優先のEコアを8基搭載した14コア20スレッドというパワフルな性能を持つ。
クリエイティブ処理全般に必要とされる、メニーコアによるパワフルなマルチスレッド性能、ゲームで高フレームレートを維持するのに有効なシングルスレッド性能、いずれも高いレベルを備えた万能なCPUである。
メモリもCPUに合わせて最新のDDR5を64GB(32GB×2)、ストレージもPCI Express 4.0 x4対応SSDを1TBとスキのない内容だ。
高度なゲーミング体験をもたらすGeForce RTX 4070 Laptop GPU
本製品のGPUとして、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを装備する。
NVIDIAのGeForce RTXシリーズで最新世代となるRTX 40シリーズでは、新アーキテクチャ(Ada Lovelace)と4nmプロセスルールの採用で先代から電力効率が大幅に上昇しており、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUでは、レイトレーシングなど最新の技術を駆使した美しいグラフィックス環境で快適なゲーミング体験ができるパフォーマンスを備えている。
NVIDIA Studio認定PC 高速GPUはクリエイティブでも恩恵大きい
高性能なGPUはクリエイティブ用途でも有用だ。プレビュー描画の高速化/レンダリング/エンコードの高速化/AIを活用した超解像処理やノイズ除去など、さまざまな処理で高速化の恩恵を受けられる。
なおNVIDIAでは、近年GPUのクリエイティブ活用を促すため、開発キットや互換性検証などを行ったStudio Driverの提供など積極的な取り組みを進めており、その一環として、クリエイティブ適性の高いPCであることを示す「NVIDIA Studio」認定プログラムを進めている。
NVIDIA Studioを取得しているPCは、高性能なGPUはもちろん、画面などを含めたトータルな体験における要件を満たしており、クリエイティブ用途で安心して利用できるPCであることを示す。本製品も「NVIDIA Studio認定PC」であり、高度なクリエイティブ体験を安心して利用できるPCであることの証明になっている。
システムを強力に冷やす「Cooler Boost 5」を装備
スペックの良いCPUやGPUを装備していても、高い放熱能力を備えていなければ、CPUやGPUのブースト機能(動作周波数を引き上げてパフォーマンスを高める機能)がうまく機能せず、高い性能を持続できない。
薄型ボディーの製品では課題になる部分だが、薄型化と高度な冷却の両立はMSIの得意とするところだ。本製品も7本のヒートパイプとデュアルファンで構成した大規模な冷却システム「Cooler Boost 5」を導入し、CPUとGPUの性能を効果的に引き出せるようになっている。
また、「MSI Center」ユーティリティーで「User Scenario」を選ぶことにより、性能優先(究極のパフォーマンス)や静音性優先(サイレント)など自分好みの設定に変えることも可能だ。
からの記事と詳細 ( 最新ハイスペックと高速表示かつ色再現性に優れた大画面が魅力! MSI「Stealth 17 Studio A13V」は二刀流の「クリエイティブゲーミングノートPC」だった!(1/3 ページ) - ITmedia PC USER - ITmedia PC USER )
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