若者の外国人の目線で県東部の観光地を発信してもらおうと、県東部地域コンベンションビューローは14~16日、県内の大学に通う外国人留学生向けの観光モニターツアーを実施した。熱海市では、熱海高ビジネス観光類型の3年生が企画したツアーが行われ、生徒がさまざまな体験型観光を案内した。
モニターツアーには日本大と県立大に通う中国、ベトナム出身の留学生計4人が参加し、2泊3日で県東部11市町を巡った。熱海市では、熱海高の生徒が考案した市内の自然、歴史、食が楽しめるツアーを展開。同市網代の海上釣り堀「太公望」ではタイやアジの釣りを体験し、釣り上げた魚を昼食で味わった。ガイドを務めた同校の加藤美優さんは「緊張が伝わらないように心掛けた。留学生の皆さんと友達になれて良かった」と話した。
県立大のベトナム人留学生、グェン・ハイ・リンさんは「熱海は花火のイメージが強かったが、いろいろな体験が楽しめる場所だと分かった。また来たい」と笑顔で語った。
モニターツアーは28~30日にも行う。ビューローは、留学生から母国や友人に県東部の魅力を拡散してもらうよう期待している。
(熱海支局・豊竹喬)
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