全国のテレビ番組制作者たちが、NHKでの「レギュラー番組化」を目指して腕を競う、その名も「レギュラー番組への道」シリーズ。これまでも武術のスゴ技に迫る「明鏡止水」、マニアックな雑誌を紹介する「希少誌道」などをお届けしてきました。
6月4日(土)放送の「発県!くらべる学校百景」は、日本全国の学校をさまざまなテーマでくらべる番組です。
合言葉はずばり「ところ変われば青春も変わる」!
全国の現役学生たちの、その地方ならではの青春のアルバムを開いてみましょう。
今回は、MCの杉野遥亮さん、ヒコロヒーさん、高瀬耕造アナウンサーに、収録の感想をお聞きしました。企画制作に関わった岡本将太ディレクターからのコメントとともにお届けします!
ところ変われば「モテる」も変わる!?
突然ですが、学生時代、どんな子がモテていましたか? 成績がいい子? それともスポーツが得意な子? 番組では、「どんな子がモテるのか」という切り口で全国の学校を徹底リサーチ! その土地独自の“モテる基準”が存在する2つの学校を紹介します。
北海道稚内市では、南中ソーランが踊れるとモテる!?
1つ目に登場するのは、北海道稚内市立稚内南中学校。ソーラン節をロック調にアレンジした音楽に合わせた「南中ソーラン」発祥の学校です。
なんとこの学校、「南中ソーラン」を踊れるかどうかで、モテるかモテないかが大きく左右されるとか。ある女子生徒は、「南中ソーランの振り付け“ろこぎ”ができない彼氏とは、別れます!」ときっぱり。
南中では毎年、学校を代表する“南中ソーラン”選抜メンバー20人が、全校生徒から選ばれます。番組では、南中ソーランを愛してやまない武田くんに密着! 選抜メンバー入りを目指して、日々練習を重ねる奮闘ぶりを追います。
日夜練習に励む武田くんは、果たして選抜メンバーに選ばれるのか!? そして、そんな武田くんの姿を、学校の仲間たちはどのように見ているのでしょうか?
愛媛県宇和島市では、マグロがさばけるとモテる!?
養殖マグロの産地である愛媛県宇和島市では、「フィッシュガール」という呼び名で街の人々から親しまれるアイドル的存在の高校生が! その正体は、宇和島水産高等学校水産食品科の水産食品研究部に所属する女子生徒たち。なんと、巨大なマグロを豪快に解体したり、愛媛県産魚を利用した加工食品の開発に携わったりと、驚くべきスゴ腕の持ち主なのです!
今年は、コロナの影響でしばらく行われていなかったマグロの解体ショーが、久しぶりに開催されることが決定! 番組では、久々に解体ショーに挑む3人のフィッシュガールに密着します。
解体ショーでは、司会進行もすべて自分たちで発案して行います。豪快な包丁さばきだけでなく、見事なステージングにも注目です!
いよいよ、解体ショー本番! ところが、予想外のハプニングがフィッシュガールを襲います。どうするどうなる!?
番組制作
岡本将太ディレクターより
僕自身、地方の出身なのですが、そういえば地域ごとに「モテる」要素って違うんだろうかと思ったことがあったんです。実際に調べてみると、「モテる」要素はその土地の地域性と結びついていることが多いと気付きました。かたや、「モテたい」という感情は、全世代、全地域に共通するものですよね。そんな普遍的な感情を通じて、地域ごとの個性を浮き彫りにするような番組ができたらおもしろいんじゃないかと思い、この番組を企画したんです。
そもそも「学生時代」は、大多数の方が経験している時間です。この番組を見ながら、「あのころは、自分も部活頑張っていたな」と共感する部分と、「この地方はこんなことが行われているんだ」と驚かされる部分の、両方を感じていただけると思います。さまざまな世代の方に、共感と発見を交互に繰り返しながら楽しんでいただきたいですね。
出演者からのメッセージ
番組の進行を務めるのは、杉野遥亮さん、ヒコロヒーさん、高瀬耕造アナウンサーの3人。ほぼ初対面同士の3人ながら、収録中は「◯◯って流行っていませんでした?」「うちの学校は◯◯でしたよ」など、トークは大盛り上がり♪ 3人に、収録の感想をお聞きしました。
杉野遥亮
実は、MCとして番組に参加させていただくのも、タイトルコールを担当するのも初めて。慣れないことばかりで収録前は不安でしたが、お二方のおかげで楽しい時間を過ごすことができました。「モテる」というテーマで2つの学校を見るという内容でしたが、何より学生の皆さんがピュアで素直で、見ているこちらがうれしくなってしまいました。自分の学生時代を思い出して、「僕ももっと熱中したかった!」と少し後悔したくらい(笑)。この番組は、見る方それぞれでいろんな見方ができると思います。僕のように、目の前のことに一生懸命な彼らの姿に心震わされるもよし、その土地ならではの魅力を発見して驚くでもよし。思い思いの楽しみ方で、ほっこりした時間を過ごしていただきたいですね。
ヒコロヒー
私が想像する「モテる要因」って、「足が速い」とか「頭がいい」だったんです。でも今回、ソーラン節やマグロ解体ショーに挑む子たちの姿を見て、1つのことにひたむきに向き合う姿ってすてきだし、確かに「モテる要因」になるなあと思いました。また、同じテーマで全国の学校をくらべることで、その土地ならではの特色が浮き彫りになる一方で、「この部分は全国共通なのね」と思う部分も見つけられたのがおもしろかったですね。それと同時に、自分たちが学生だったころと今の学生さんたちの間にも、共通点や違いがあります。この番組は、場所の違いや世代の違い、いろんな軸で楽しむことができると思います。翌日の話のネタになりそうなエピソードも登場するので、ぜひご覧いただきたいです。
高瀬耕造アナウンサー
番組に登場した学生の皆さんは、地元の文化や特産物にしっかり向き合っていて、さらに、そんな彼らを周りの大人の方々が応援しているのもとてもすてきでした。そういうところ、全国にはもっとたくさんあると思います。もっと探してみたくなりましたね。また、全国の学校を1つのテーマでくらべるという内容も、興味深いです。誰しも、「学生時代」という共通の時間を経ていますが、世代、地域によってその光景はさまざま。そういう意味では、奥深く、幅広く追求できそうだと感じましたし、子どもから大人まで一緒にご覧いただける番組でもあると思いました。ただ、この番組がレギュラー化されるかどうかは見てくださった方々の受け止め方次第! ぜひ好意的に見ていただければうれしいです。
レギュラー番組への道「発県!くらべる学校百景」
【放送予定】6月4日(土)[総合]後11:30
からの記事と詳細 ( 全国いろいろ!杉野遥亮、ヒコロヒー、高瀬耕造アナが、さまざまな“青春”に胸アツ! レギュラー番組への道「発県!くらべる学校百景」 - nhk.or.jp )
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