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Saturday, February 5, 2022

フレデリックがさまざまな楽しみ方提供したツアー、Zepp Hanedaで完遂(ライブレポート / 写真8枚) - 音楽ナタリー

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フレデリックが全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」の最終公演を昨日2月4日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行った。

フレデリック「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」2月4日 東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(撮影:西槇太一)

フレデリック「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」2月4日 東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(撮影:西槇太一)

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「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」はフレデリックが2021年12月から2022年2月にかけて全8公演行ったツアー。CSテレ朝チャンネル1で生中継された最終公演で、バンドは新曲やライブ定番曲など計17曲を披露してオーディエンスと視聴者を楽しませた。

三原健司(Vo, G)(撮影:西槇太一)

三原健司(Vo, G)(撮影:西槇太一)[拡大]

三原健司(Vo, G)の「始めます」という気迫に満ちた宣言を合図に、バンドはスケール感のある「飄々とエモーション」でライブをスタートさせる。ハンドマイクでステージをはつらつと動き回った健司は、次曲「ディスコプール」ではギターを意気揚々とかき鳴らした。その後4人は2016年10月リリースのメジャー1stフルアルバム「フレデリズム」より、「KITAKU BEATS」「オドループ」とアップテンポな人気曲を連投。パワフルなバンドサウンドと軽やかなシンセサウンドが融合したこれらの曲を、フレデリックは楽しげにパフォーマンスして観客を踊らせた。

三原康司(B, Vo)(撮影:西槇太一)

三原康司(B, Vo)(撮影:西槇太一)[拡大]

高橋武(Dr)(撮影:西槇太一)

高橋武(Dr)(撮影:西槇太一)[拡大]

次のブロックで披露されたのは、2021年4月に配信リリースされた「名悪役」や2021年に放送されたテレビアニメ「さんかく窓の外側は夜」のオープニングテーマ「サイカ」。フレデリックは序盤に披露したアッパーなナンバーとは異なる、切ない歌詞やメランコリックな歌声が特徴の楽曲で、バンドの新機軸や2021年のモードを見せつけた。健司による「フレデリックのワンマンライブはいろんな楽しみ方があります。聴いてもらいたい曲もあるし、体をゆらゆら揺らしてもらいたい曲もある。その中でこの曲は踊ってほしい曲です」という紹介から演奏されたのは、エレクトロナンバーの「Wake Me Up」。オーディエンスは遊び心のあるサウンドや没入感のあるビートに乗せて踊った。高橋武(Dr)の力強いドラミングで始まる「正偽」では、三原康司(B, Vo)がシンセベースを弾きながら、「甘い蜜ばかり吸って何を学んだの」とシニカルなフレーズを歌い上げる。そしてバンドは煌びやかな幕をバックに、新曲「Wanderlust」を演奏してバンドの世界観を表現した。

高橋武(Dr)(撮影:西槇太一)

高橋武(Dr)(撮影:西槇太一)[拡大]

赤頭隆児(G)(撮影:西槇太一)

赤頭隆児(G)(撮影:西槇太一)[拡大]

MCでは彼らが3月30日に3rdフルアルバム「フレデリズム3」をリリースすることや「Wanderlust」を2月9日に配信リリースすることをファンに伝えつつ、ユルいムードのトークを展開して場内に和やかな雰囲気を醸し出した。その後パフォーマンスはイントロの陽気なフレーズが印象的な「かなしいうれしい」で再開。現在の4人体制になってから初めて発表したこの曲で、フレデリックはグルーヴ感のある演奏を繰り広げた。さらに「かなしいうれしい」のアウトロをアレンジして、流れるように次の「逃避行」の演奏へとつなげる。ビート感のある電子音に乗せて、健司はロマンチックな歌詞を歌い上げて観客のテンションを高めた。続く「スキライズム」では、この楽曲のテーマである「スキ」と「キライ」にぴったりのピンクの照明がバンドを照らす。間奏では赤頭隆児(G)が華麗なギターソロを披露してオーディエンスの視線を集めた。バンドは本編最後にアプリゲーム「テイルズ オブ ルミナリア」のオープニングテーマ「TOMOSHI BEAT」を熱演してステージをあとにした。

4人はアンコールで、和田アキ子に提供し、TikTokを中心に話題となった楽曲「YONA YONA DANCE」のセルフカバーを披露。「踊らにゃ損」とループする中毒性の高いサビやダンサブルなリズムでオーディエンスを盛り上げた。彼らはラストナンバーとして、「テイルズ オブ ルミナリア」のインスパイアソングでフレデリックと須田景凪の共同制作曲である「ANSWER」を晴れやかな表情で演奏してツアーの幕を閉じた。

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フレデリック「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」2月4日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

01. 飄々とエモーション
02. ディスコプール
03. KITAKU BEATS
04. オドループ
05. 名悪役
06. FUTURE ICE CREAM
07. サイカ
08. Wake Me Up
09. 正偽
10. Wanderlust
11. かなしいうれしい
12. 逃避行
13. スキライズム
14. TOGENKYO
15. TOMOSHI BEAT
<アンコール>
16. YONA YONA DANCE(フレデリズム Ver.)
17. ANSWER(フレデリズム Ver.)

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