沖縄県内では今月２０日まで「まん延防止等重点措置」が適用されていますが、宮古地域では感染状況が改善したとして、７日一足早く重点措置が解除されました。
これについて街の人からは、経済の活性化を期待する声が上がる一方、再び感染が広がるのではないかと心配する声も聞かれました。
県は今月２０日までの「まん延防止等重点措置」について直近１週間の人口１０万人あたりの感染者数が２００人、病床使用率が５０％をそれぞれ下回ることを前倒しで解除する際の基準としています。
こうした中、宮古島市と多良間村からなる宮古地域は、この基準を下回ったことから、７日重点措置が解除されました。
これについて、街の人からはさまざまな声が聞かれました。
市内の公設市場に買い物に訪れた７０代の男性は「解除は経済の活性化の意味ではうれしいですが、果たしてコロナの感染が抑えられるか心配で一抹の不安を感じます」と話していました。
また、市場でカレー専門店を出店しているスリランカ出身の５０代の男性は「解除を受けて来週の予約も入ってきているので、流れはよくなると思いますが、まだコロナを心配しているお客さんもいるので順調に来てくれるか心配です」と話していました。
コロナ禍になってから店内での営業を取りやめ、テイクアウトの弁当の販売を続けている４０代の飲食店の女性は「まだ宮古島では毎日、十数人の感染者が出ている中で解除になったのは不安はあるけど、飲食店もやっていかなければいかないので、感染に気をつけて、頑張るしてかないと思っています。しばらく感染状況を見たいので店の営業状態を元に戻す予定はありません」と話していました。
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