Amazonは、ポッドキャストサービスを手掛けるWonderyを買収する計画を明らかにした。大手ハイテク企業はポッドキャストに投資し、自社の配信サービスを普及させようとしている(さらに、サービスにアクセスするためのハードウェアの販売促進を狙っている)。Amazonは「Amazon Music」を運営している。買収完了後も、「Dirty John」「Dr. Death」「Business Wars」などのポッドキャストを含むWonderyのプログラムは、さまざまなプロバイダーから利用可能になると同社は説明した。
提供:Andrew Hoyle/CNET
買収条件は明らかにされていない。買収は通常の完了条件に従うことになる。
Amazonは、「買収完了時に、リスナーには何の変化もなく、引き続きさまざまなプロバイダーを通じてWonderyのポッドキャストを利用することができる」と述べた。「Amazon Musicに加わることで、Wonderyはより高品質で革新的なコンテンツを提供できるようになり、どこで聴いていても、視聴者にエンターテインメントとナレッジの世界をもたらすというミッションを続けていける」(Amazon)
Amazon Musicは価格の異なるさまざまなプランで提供されている。「Prime」会員を対象とした無料のプランや、「Alexa」端末などで広告付きで無料でプレイリストやステーションを楽しめるプランがある。「Amazon Music Unlimited」は、「Spotify」や「Apple Music」に対抗する有料サブスクリプションサービスだ。Prime会員ではないユーザーには月額9.99ドル(日本では980円)で提供されている。
AmazonのAlexa対応「Echo」端末のようなスマートスピーカーは、音楽やオーディオの再生に利用される場合が多い。AmazonはWonderyの買収によって、ハードウェアの購入を促進することに期待し、Appleなどエンターテインメントサービスに力を入れる大手ハイテク企業に並ぶことになるかもしれない。
人気の高いポッドキャストサービスの獲得に向けた競争はますます激化しており、AmazonはWonderyの買収によってこの競争にも参入することになりそうだ。この分野で関心が高まる中、Spotifyは多額の資金を投じてポッドキャストパブリッシャーを買収するなどリードしている。Joe Rogan氏、Barack Obama氏とMichelle Obama氏、サセックス公爵夫妻Harry王子とMeghan妃などとポッドキャスト配信の独占契約を結んでいる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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