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Monday, August 24, 2020

布マスクでも拡散防止効果、スパコン「富岳」で計算 - 日本経済新聞

理化学研究所は24日、世界最高の計算速度を誇るスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を使い、マスクによる飛沫の拡散防止効果などを計算した結果を公表した。不織布、ポリエステル、綿を使ったマスクの防止効果の違いを探ると、不織布が最も高かった。ただ他のマスクでも約8割の飛沫を防げ、新型コロナウイルスの対策に有効だとしている。

不織布マスク装着時のシミュレーションの様子=理化学研究所計算科学研究センター提供

不織布マスク装着時のシミュレーションの様子=理化学研究所計算科学研究センター提供

富岳では不織布やポリエステル、綿のマスクを着用した感染者が、せきをした際を想定したシミュレーション(模擬実験)をした。通気性は綿、ポリエステル、不織布の順に高い。

不織布の場合、せきによって出た飛沫が透過することはほぼなかった。ただ、直径20マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル以下の小さな飛沫については、マスクと顔のすき間から1割以上漏れ出ていた。ポリエステルや綿の場合、繊維のすき間が比較的大きいため、小さな飛沫が最大4割も透過する場合があった。

ただ飛沫の体積でみると、どの素材でも約8割の飛沫の飛散を防いだという。理研の坪倉誠チームリーダーは「暑い季節にマスクを外すのが最も危ない。性能の低い布マスクでもつけることが大事」と語る。

研究チームはフェースシールドの効果についてもシミュレーションで調べた。直径50マイクロメートル以上の大きな飛沫は、フェースシールドに付着して拡散を防ぐ効果があった。ただ、直径20マイクロメートル以下の小さな飛沫は飛びやすいため、フェースシールドと顔のすき間から拡散していた。

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August 24, 2020 at 04:04PM
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