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Saturday, April 11, 2020

活動自粛中にさまざまな映画を生徒に見せた、学法石川・佐々木順一朗監督の狙いは… - スポーツ報知

 東北地方でも感染が広がっている新型コロナウイルスの影響を受けながら、独自に対応している指導者たち。高校野球・学法石川(福島)の佐々木順一朗監督(60)は、こんなときこそモットーの“運命を愛し、希望に生きる”を胸に過ごしていくと語った。野球以外の面にも触れ、工夫をこらしながら再開のときを待つ。(取材・構成=有吉 広紀)

 新年度になっても公式戦の実施時期などがはっきりせず、不安な日々が続く。しかし学法石川・佐々木監督は動じない。

 「選手たちには、何があっても全部受け止めましょう、と。イライラせず、自分たちは不幸だと思わず、そういう顔をするなと話した」

 学校として3月上旬に部員たちを一時帰省させる案も出たが、感染者の多い関東地方出身の部員が多かったため、そのまま寮に滞在させて活動を自粛した。全体練習ができないなか、指揮官が鍛えようとしたのは“頭”だった。

 「午前中にみんなが苦手だった数学の勉強をして、先生を呼んで試験をしたり。また週に1度くらい映画をみせた。ジャンルは(感染症が広がるものや戦争ものなど)さまざまなもの」

 選手たちに映画を見せることは、前任の仙台育英時代もやっていたこと。映画を通して、自分たちの現状をわかってほしかった。

 「(感染症が広がるものからは)気をつけないとこんな風になってしまうんだよ、(戦争ものからは)やりたいことをやれなかった人たちがいる、それに比べたら十分幸せじゃないか、と気付いてくれれば。映画のセリフにグッとくる子たちもいたと思いますよ」

 終業式後の3月18日から、学校側の判断に合わせて練習を再開した。福島県内の新型コロナウイルス感染者は37人(11日午後9時現在)と多くはないが、それでも不安はぬぐえない。

 「夏に向かって、と言っても(選手たちの意識は)そう簡単にはいかない。大変だぞ、というのはわかっている。でも笑顔で頑張るしかない」

 数多い佐々木監督のモットーのなかにある、“運命を愛し、希望に生きる”という言葉。現在置かれている状況は、指揮官も「まさにそうですね」と話す。春季県大会は出場を13校に減らして行い、夏の福島大会は予定通り開催の方向だ。来たるべき時期に備え、すべてを受け止めて前へ進んでいく。

 ◆佐々木 順一朗(ささき・じゅんいちろう)1959年11月10日、宮城県生まれ。60歳。宮城・東北では2年夏に甲子園8強。早大からNTT東北を経て、1993年に仙台育英コーチ、95年に監督就任。春6度夏13度甲子園に出場し、最高成績は2001年春と15年夏の準優勝。12年国体、12、14年明治神宮大会優勝。18年11月に学法石川監督就任。現役時のポジションは投手。

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