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Sunday, March 1, 2020

さまざまな場面にモクテルを ノンアル、妊娠中や運転するときも(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 体質やシチュエーションによっては、口にできないアルコール飲料。とはいえ、テーブルに並ぶのがウーロン茶やジュースだけではなんだか味気ない。そんな需要に応えるように、このところジュースをカクテルのように掛け合わせたノンアルコールカクテル「モクテル」が広まりつつある。(吉沢智美)

 「モクテル」とは、まねたという意味の「モック」と「カクテル」を組み合わせた造語。発祥はパブなどのバー文化が深く根付く英国といわれている。モクテル市場の拡大を目指すコカ・コーラボトラーズジャパンの清水愛さんは「日本に伝播(でんぱ)したのは2010年代に入ってから。当初はバーやハイカジュアルなレストランで通常のドリンクよりも付加価値をつけて楽しめるものとして流通していた」と説明する。

 同社が商品展開を始めたのは平成28年ごろ。飲食店でのアルコール離れが進んでいることがきっかけの1つとなった。国税庁が31年3月に発表した「酒レポート」によると、成人1人当たりの酒類消費数量は4年度の約102リットルをピークに減少傾向にあり、29年度には約80リットルにまで落ち込んでいる。

 また、サントリーが令和元年6月に発表した「ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査」によると、ノンアルコール飲料市場は平成20年が約118万ケースだったのに対して、30年は約2209万ケースと急増している。

 「モクテルでアルコール離れの需要を転換させたい」という清水さん。その上で、「今までなかったドリンクカテゴリーを作ることで、飲めない人にとって『とりあえずウーロン茶』のように少なかった選択肢を増やし、アルコールを飲めなくても食事シーンを楽しめるきっかけを増やしていきたい」と話す。

 モクテルはジュースを掛け合わせれば手軽に作れるが、フルーツやハーブをトッピングするだけで、おしゃれな飲み物へと姿を変える。日本コカ・コーラのホームページにはモクテルのレシピが紹介されている。作るコツとして清水さんは「必ずグラスに氷を入れること」を挙げる。氷を先に入れておくことで、2種類のジュースを入れる際の一時的な攪拌(かくはん)を防ぐことができるという。

 また、グラデーションを重視する際は先に炭酸飲料を注ぎ、少々炭酸が抜けるのを待つ。その後果汁など糖度の高いドリンクを氷に沿って注ぎ入れることで果汁がグラス下部に沈殿し、きれいなグラデーションになる。もし、炭酸感を重視したい場合は入れる順番を逆にする。

 ノンアルコールのモクテルはハンドルキーパー(飲酒せずに運転する人)や、妊娠中などさまざまなニーズに対応できる。「海外ではスタンダードなカテゴリー。今後飲み方や見せ方がもっと進化してくると思う」

 また、同社では日本コカ・コーラと共同で、東京五輪・パラリンピックに向け、アメリカ大陸など五大陸をイメージした「五大陸モクテル」を開発、全国の飲食店での展開を進める。「身近なもので作ることができ、飲める人、飲めない人関係なく、東京以外でも一体となって楽しめるものとして広まれば」と期待をかけている。

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