2020年のコロナ禍をきっかけに、人々の生活様式や企業の働き方は大きく変わった。テレワークやビデオ会議が普及し、オフィスと在宅、あるいはサテライトオフィスなど、日々の業務内容によって働く場所を変えるハイブリッドワークへと主流が変化してきている。そうした社会の変化、業務スタイルの変化に対応しながら生産性を上げるためには、新しいスタイルに適した新しいPCの導入、リプレースが効果的だ。
とはいえ、どんなPCを導入すればよいのか、PC選定者だけ出なくても頭を悩ますところだろう。
そこで今回は国産PCメーカーであり、自社でもハイブリッドワークを実践するマウスコンピューターの活用事例を紹介したい。同社は、2023年に創業30周年を迎えた老舗の国産PCブランドだが、同社内では自社の業務にも自社PCを支給して運用を行っている。
同社はさまざまなPCブランド(mouse/DAIV/MousePro/G-Tune)を用意しており、まさに業務内容に応じたノートPCを選ぶことが可能だ。
2020年のコロナ禍をきっかけに、ビデオ会議を活用した在宅中心のワークスタイルへと転換し、ハイブリッドワークを実践している。ハイブリッドワークの生産性向上を狙う企業にとっては、どんな職種の人がどのようなスペックのPCを使い、どのように運用しているのかは大いに参考になるだろう。
バナーや写真といったWebコンテンツ制作にお勧めのPC環境
長谷川さんが利用している「DAIV 5N(2021年モデル)」のスペック | |
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CPU | Core i7-11800H(8コア16スレッド/最大4.6GHz) |
メモリ | 64GB(32GB×2/標準の32GBから増設済み) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2/NVMe) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU(6GB) |
画面サイズ | 15.6型(2560×1440ピクセル) |
本体サイズ | 約355.5(幅)×236.7(奥行き)×20.6(厚さ)mm |
バッテリー駆動時間 | 約6時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0) |
重量 | 約1.73kg |
Photoshopを使った販促バナーなどの制作
―― 所属部署の業務、ご自身の作業内容について教えてください。
長谷川さん Webページの制作、主に販促のためのバナーやランディングページなどの制作を行っています。利用するアプリは、アドビのPhotoshopがメインで、まれにIllustratorなども使います。
―― 出社とビデオ会議の頻度はどのくらいですか?
長谷川さん 基本は在宅勤務で、週1回の出社日があります。ビデオ会議については、小規模なもの(朝礼や夕礼)は毎日ありますが、定例ミーティングが月2回、接客も含めますと月4〜5回といったところです。
選択のポイントは総合的なパフォーマンスと可搬性
―― 長谷川さんの業務や作業において、PC選びの重要ポイントはどこだとお考えですか?
長谷川さん クリエイティブ業務に欠かせないアドビ系のアプリを使用するため、CPUだけでなく、メモリやGPUなども含めて、総合的なハイパフォーマンスが必要です。また出社日が定期的にあるため、できるだけ薄型で軽量なことが重要だと思います。
―― 実際にDAIV 5Nをお仕事で利用されての感想をお願いします。
長谷川さん 以前に使用していたPCは、コロナ禍の急場に間に合わせる形で調達したこともあって、分厚くて重いゲーミングノートPCでした。そのため、出社時は大きなボディーサイズと重量が負担になっていました。その点、DAIV 5NはゲーミングノートPCと同等以上のパフォーマンスでありながら、ボディーの厚さは約20.6mm、重量も約1.73kgと薄型軽量になっていて純粋に扱いやすく、軽快に使えています。64GBの大容量メモリと1TBのM.2 SSDを備えており、ファイルサイズの大きいデータのやり取りもスムーズにできています。
制作用途ではメモリ64GBがスタンダード
―― メモリは64GBを搭載されていますね。
長谷川さん Photoshopを使うのでメモリ容量が必要で、部内では64GBが標準ですね。3D CGを扱うとなるとまた違ってくるかと思いますが、2D制作においては、64GBというのは必要にして十分な容量だと思います。
―― 支給から2年ほど経っていますが、トータルのパフォーマンスについていかがですか?
長谷川さん 近年、CPUとGPUの進化が速く、今ではより高性能な製品があるのですが、現状でも業務上のパフォーマンスについては不満は感じていません。PhotoshopではGPUの機能を積極的に使うようにもなっていて、その部分も大きいと思います。
―― ノートPCと一緒に使っている周辺機器がありましたら教えてください。
長谷川さん 基本的にノートPC搭載の画面は使わず、別途大画面のディスプレイに接続して利用しています。部内のデスクには31.5型で4K(3840×2160ピクセル)表示に対応したiiyama製ディスプレイ(ProLite XB3288UHSU-B1)が設置してあり、出社時はそれに接続して使っています。自宅では27型の液晶ディスプレイです。また、キーボードとマウスについては、使用感が好きで10年ほど同じものを継続して使っており、出社時も持ち込んで利用しています。
―― 業務用PCをアップグレードできるとしたらどうしたいですか?
長谷川さん 今であれば、当社には「DAIV 5N」の後継モデルとして「DAIV Z6-I7G60SR-A」があります。CPUとGPUが最新世代になって、ボディーは厚さが約18.5mm、重量も約1.6kgとさらに薄型軽量になっていますので、業務用PCとしても大きな魅力を感じます。
Webコンテンツ制作にお勧めのPC「DAIV Z6-I7G60SR-A」
「DAIV Z6-I7G60SR-A」の主なスペック | |
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CPU | Core i7-13700H(14コア20スレッド/最大5.0GHz) |
メモリ | 64GB(32GB×2/標準の32GBから増設) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2/NVMe) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(6GB) |
画面サイズ | 16型(2560×1600ピクセル) |
本体サイズ | 約353.7(幅)×245.3(奥行き)×18.5(厚さ)mm |
バッテリー駆動時間 | 約16時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0) |
重量 | 約1.6kg |
長谷川さんが現在利用するDAIV 5Nは既に販売が終了しており、最新の後継機としてDAIV Z6シリーズが登場している。
近年は、CPUとGPUが進化したこともあって高性能なクリエイター向けノートPC/ゲーミングノートPCの進化がめざましい。このDAIV Z6-I7G60SR-Aも、14コア20スレッドのパワフルなCPUと、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載する。
DAIV 5Nから大幅なパフォーマンスアップを果たしながら、ボディーの厚さは約18.5mmとさらに薄型で、重量も約1.6kgと軽量化を果たしており、性能面と可搬性の両面で魅力的な製品となっている。
ACアダプターも従来モデル比で薄型化するとともに約160gも軽量化しており、ハイパフォーマンスが必要な高負荷な作業をしながら、持ち運びをする必要もある長谷川さんのような働き方にはまさにピッタリの製品だろう。
からの記事と詳細 ( PCメーカーの中の人が使う“ビジネスPC”のスペックはやっぱり強い? マウスコンピューターから学ぶ、適材適所なビジネスPCの選び方(1/4 ページ) - ITmedia PC USER - ITmedia PC USER )
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