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Sunday, August 20, 2023

自分も大事・相手も大事~ファシリテーター養成講座 開催レポート ... - あしなが育英会

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レインボーハウスでは、子どもたち一人ひとりのグリーフ※を支えるため、身体の安全はもちろん、心の安心を感じてもらう環境を大切にしています。

遊びやおしゃべりを通して、気持ちに丁寧に触れること、分かち合うことで、自分だけじゃないこと、また、人と違ってもいいことを体感します。

子どもたちに寄り添い、活動を支えるボランティア「ファシリテーター」はレインボーハウスに欠かせない存在です。

※グリーフって?
グリーフ(grief)とは、大切な人やものを喪失したときに経験する自然な反応であり、身体的、感情的、行動的、社会的などのさまざまな側面で影響があるとされています。

 お腹が痛い。眠れない。食欲がない。悲しい。怒り。何もやる気が起きない。

 落ち着かない。乱暴になる。元気がない。

 なぜ大切な人は死んでしまったのだろう。

 死んだ人はどこに行くのだろう…

子どもたちは、心や身体を通して、さまざまな形でグリーフを表現しています。

同じグリーフはなく、一人ひとりのグリーフがあります。

ファシリテーターとは

子どもたちが「話しやすいように」「やりたいことをやりやすいように」そばにいて手助けする人です。

一緒に遊んだり、おはなしをしながら子どもたちの気持ちに寄り添います。

大学生から社会人までさまざまな体験をされてきた方々がいます。

ファシリテーターについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。



ファシリテーターについて知る

気づきと学びと出会いの2日間

東京と神戸のレインボーハウスでファシリテーター養成講座を開催。

今回も新たな出会いがありました。

神戸レインボーハウスでは6月24日(土)・25日(日)に開講し、13名が受講。

あしながレインボーハウス(東京都日野市)では7月29日(土)・30日(日)に開講し、26名が受講しました。

親を亡くし、グリーフを抱えた子どもを支える「グリーフサポート」のための知識やスキルを、レクチャーやワーク、ディスカッション、子ども役とファシリテーター役に分かれてプログラムを経験するロールプレイなどを通じて学び合う2日間となりました。

受講者自身が自分自身を大事にするための気づきを得る機会にもなったようです。

受講者のなかには、かつてレインボーハウスで行われたプログラムに子どもや保護者の立場で参加していた方もいらっしゃいました。

受講者の声

受講者からは、さまざまな感想が寄せられました。

・「自分も大事・相手も大事」という言葉を聞き、大切な心構えだなと感じた

・スキル・知識を学ぶだけでなく、他の参加者のみなさんとのお話を通じて気付いたことや励みになったこともあり、貴重な経験ができた

・自分自身が親と死別した後に出た様々な行動は、遺児の反応として自然なものだったのだと知り、少し安心できた

・”子どもだから”という先入観で自然と行動を評価していたことに気が付いた。評価しない、ジャッジしない、というファシリテーターの姿勢を学び新鮮だった

・ファシリテーターは強い精神の持ち主だと思っていたが、それは必ずしも必要ではないということを知った

・自分の過去・未来について考えられる時間となった

・遊びのなかに表現があること、言わなければわからない、口に出さなければわからない、ということが印象に残った

今回受講された方々と、ともに活動できることをうれしく思います。

次回ファシリテーター養成講座 開催予定

各地のレインボーハウスで次回のファシリテーター養成講座開催を予定しています。

仙台レインボーハウス:10月14日(土)・15日(日)

あしながレインボーハウス(東京):12月2日(土)・3日(日)

神戸レインボーハウス:2024年2月24日(土)・25日(日)

ファシリテーターとしてプログラムへの参加を希望する方は、こちらの受講を必須としております。

また、遺児支援活動に関心のある方、遺児への理解を深めたい方の受講も歓迎します。

開講時期1か月前頃に募集を開始する予定ですので、受講希望の方はぜひお申込みください。

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