フェミニズムを牽引する韓国人作家が、全世代の女性にエールを送る短編集。
『私たちが記したもの』
136万部のベストセラーとなった『82年生まれ、キム・ジヨン』は韓国のフェミニズムを牽引した一冊。同著者による新刊では、10代から80代までさまざまな世代の女性たちのいまが描かれる。夫を亡くした女性が旅をともにするうち、義母と心を通わせる「オーロラの夜」。母と娘の意識のズレを描く「女の子は大きくなって」。著者が受けた苛烈な誹謗中傷をうかがわせる「誤記」。自分のアイデンティティを大切に生きる女性たちのストーリー。
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人生の苦さを知る大人たちに訪れた、ささやかなときめき。
『ある犬の飼い主の一日』
中年男性の看護師ヘンクは、離婚してから老犬のスフルクと暮らしていた。散歩中、へばってしまったスフルクを介護してくれたミアに、彼は久しく忘れていたときめきを感じる。戸惑うヘンクの背中を押したのは17歳の姪のローザだった。シルバーヘアが魅力的なミアも決して若くはない。人生の辛苦を味わってきた大人同士が、ほんのささやかな出会いをきっかけに生きる喜びを取り戻していくまでを描いた、オランダのベストセラー小説。
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ブルックリン発・刺繍プロダクトの、15年間の軌跡を紡いで。
『CORAL&TUSK』
ハンドメイドのような風合いの刺繍とストーリー性のあるデザインで人気のコーラルアンドタスク。2007年にステファニー・ハウズリーがニューヨークのブルックリンで設立したブランドだ。そのインテリアプロダクトの魅力が詰まった世界初のスペシャルブック。15年間の活動をアイテムとともに紹介するほか、ワイオミング州の大自然で暮らすステファニーの自宅やアトリエを撮りおろし、ロングインタビューを敢行した愛蔵版。
*「フィガロジャポン」2023年7月号より抜粋
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