2022年12月14日、株式会社トクイテンは、資金調達を実施したことを発表しました。
また、農業ロボット「ティターン」も併せて発表しています。
「ティターン」は、AIや遠隔制御によってさまざまな農作業を自動化する農業ロボットです。
アタッチメントを変更することでさまざまな農作業に対応します。2022年12月現在はミニトマトの収穫に対応したアタッチメントを実装しています。
今後、葉かきなどの管理作業、薬剤の噴霧、重量物の運搬作業などに対応するアタッチメントの開発を進める予定です。
トクイテンは、AI・ロボティクスにより、ロボットを活用した農業、環境負荷の低い有機農業、美味しさと収穫量を両立したAI農業の実現を目指しています。
2022年12月現在は、愛知県知多市の自社農場でミニトマトを有機栽培をしつつ、有機農業の自動化を実現する「トクイテンパッケージ」を開発しています。
「トクイテンパッケージ」は、スマート農業、農業ロボット、データ活用・植物生理学をベースとした再現性のある有機農業を組み合わせ、有機農業の収量アップとコスト削減を目指すパッケージサービスです。
2023年後半には、収穫・液体散布(水、薬剤、液肥など)・管理(葉かき、芽かき)、運搬、モニタリング(収量予測、病害虫発見)の自動化を進め、人件費換算で半分の削減を目指し、さらに農業への新規参入を検討する企業などに「トクイテンパッケージ」の提供を開始する計画です。
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国内の農業は、少子化や後継者不足による人手不足、高齢化による生産性低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、さまざまな課題を抱えています。
農業ではこれらの課題を解決するため、テクノロジーを活用し、業務効率化や、省人化、農業の高度化を実現することが求められています。
この農業×テクノロジーの領域をアグリテック(AgriTech)といいます。
アグリテックでは、ドローンを活用した農薬の散布や農場の状態把握、センサーを活用した畑の管理などが実現されています。
今後は、大幅な省人化実現のため、自律ロボットなどを活用した農業の自動化が進んでいくことが予測されます。
農業では農地ごとに環境が異なるだけでなく、作物が生育する場所や生育の度合いも異なるため、柔軟な認識・対応を実現するロボットが必要となります。
ロボットの開発では潤沢な資金や実験に協力してくれるパートナーなどが重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
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