筑波大学計算科学研究センターは、新型のスーパーコンピューター「Pegasus」(ペガサス)の試験稼働を始めた。同センターの既存のスパコンに比べ、演算性能を約3倍に高めたほか、不揮発性メモリー(MRAM)の導入でメモリーの大容量化を図った。大容量のメモリーを利用したビッグデータ解析や超大規模人工知能(AI)開発などへの貢献を目指す。2023年4月から供用を開始し、5年間の運用を予定する。
製造はNECが手がけた。120の計算ノード(演算処理単位)で構成し、総理論演算性能は演算加速装置(GPU)部分で6・1ペタフロップス(ペタは1000兆、フロップスは浮動小数点演算能力)以上。拡張メモリーとしてMRAMを導入し、消費電力やコストを抑制しながらメモリーの大容量化を実現した。同センターの朴泰祐センター長は「最先端のパーツを組み合わせ、世界でも先進的なスパコンを開発できた」としている。
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