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Tuesday, November 8, 2022

富士通とNECがHPCクラウド強化、老舗の意地を見せられるか - ITpro

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 富士通は2022年10月から、2種類のハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)機を、同社のクラウドサービス経由で国内の一般顧客が利用できるようにした。2種類はスーパーコンピューター富岳の商用機とx86クラスターである。米マイクロソフトのMicrosoft Azureを使う顧客もAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を介して富士通のHPCクラウドを使える。

 富士通は演算能力を提供するだけではなく、スーパーコンピューターのメーカーとして培ってきた各種の関連サービスをバンドルし、顧客がHPCを管理しやすくする。

 NECも10月に発売したベクトル型スーパーコンピューターをクラウド経由で投入する意向を表明した。クラウドやサーバーといったコンピューティング環境で影が薄くなっていた日本勢だが、とにもかくにも日本発のHPCクラウドを用意できた。

 スパコンランキング「トップ500」を始めたジャック・ドンガラ氏らが3月に発表した論文『HPC再発明』は「HPCの担い手もクラウドプロバイダーやハイパースケーラー(サーバー100万台以上を保有するユーザー企業)になっていく」と述べる。トップ500で首位を獲得した実績を持つ富士通とNECはHPCクラウドに取り組まざるを得ない。

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