「ランサムウエア」というコンピューターウイルスを使ったサイバー犯罪の被害が、県内の企業でも確認されたとして、警察は注意を呼びかけています。
警察によりますと、５月、県東部にある企業が、「ランサムウエア」というコンピューターウイルスに感染し、パソコン内のデータが暗号化される被害が確認されたということです。
ランサムウエアを使ったサイバー犯罪では、暗号化したデータの解除と引き換えに金銭を要求されることがありますが、この企業は、事前にデータのバックアップをとっていたために金銭的な被害は免れたということです。
警察によりますと、去年に寄せられたサイバー犯罪に関する相談件数は１６５５件で、３年前より５００件以上増えているほか、去年の検挙件数は１２４件で、３年前の２倍以上になっているということです。
県警察本部サイバー犯罪対策課は、▼心当たりがないメールの添付ファイルやリンクを不用意に開かないことや、▼使用しているシステムやセキュリティソフトは最新のバージョンに更新することなどを徹底し、被害にあわないよう注意を呼びかけています。
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