人生100年時代を生き抜く「持続可能」な方法
正月の帰省から疲れ気味で自宅に戻ったら、郵便受けに、お隣さんから酒の肴にぴったりなおせちシリーズが! ありがたく独酌でしみじみいただく(写真:筆者提供)
疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第40回をお届けします。
「もらう=あげる」の法則
さて前回、いただき物をしたら、最大のお返しは「大喜びで使う」ことであり、その「大喜びっぷり」をさまざまな形で相手にお伝えすることこそが、どんな高価なものより相手を喜ばせるのだと書いた。
つまりはですね、このような正しい「もらう」態度を身につけることができたなら、それそのものが最高のプレゼントになるのである。
これを「もらう=あげる」の法則という(←今思いついた)。
いやマジメな話、うまくもらい続けることができる人は、それだけで人を喜ばせ、幸せにし続けるのだ。そうなれば、理論的には、ただただ人様に欲しいものをいただいてそれを大喜びで使っているうちに、いつまでもどこまでも人様に愛され頼りにされ、気がついたら惜しまれつつ一生を終えていた……なーんていう、冗談としか思えないような人物になることも可能なのだ。
いやいや~さすがにそんなオイシイことあるわけないじゃんと思われるかもしれないが、実際、私の周囲にはそのような人たちが存在するのである。
以前にも触れたブックカフェのご主人は、まさにそのような方である。そのカフェは机も椅子も装飾品も本もレコードもオーディオ装置も、その多くが、そのご主人を愛する常連客の持ち込みなのだ。
それをご主人は素晴らしくコーディネートされ、何も知らずにここを訪れた客のほとんどが「いや~めちゃくちゃかっこいい店ですね!」と瞠目するオシャレっぷりである。その客の様子を見て、我ら常連客は密かに鼻高々なのである。なので次々とめぼしいものを見つくろっては、ついついエンドレスに持ち込んでしまうのである。
からの記事と詳細 ( エアコンも車も「もらっちゃう人」の意外な共通点 - 東洋経済オンライン )
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