10月から、原材料価格の値上がりで、マーガリンやコーヒーといった暮らしに身近な食料品などさまざまなものが値上げされました。
このうち食料品では、家庭用のマーガリンをはじめ油脂を原料とする一部の商品が、産地の天候不順などで油脂の取引価格が高騰したのを受けて、最大12%程度値上がりしました。
さらに砂糖、卵の価格上昇が加わって、洋菓子や和菓子など一部の商品の出荷価格が平均7%から8%程度値上げされました。
こうした中、富山市にあるスイーツの専門店では、昔ながらのケーキの値段を据え置く一方で、付加価値の高いケーキ作りに取り組んでいます。
希少な国産の栗を使ったモンブランや、シャインマスカットをふんだんに使ったケーキなど、値段が高くても手に取ってもらえる商品を提供することで利益を確保したい狙いです。
店のマネージャーの津幡善子さんは「コロナ禍のなか家で少しぜいたくをしたいというニーズを取り込み、新たな素材を使った商品を開発していくことで、原材料価格の高騰を乗り切りたい」と話していました。
このほか、家庭用レギュラーコーヒーは、産地の天候不順によるコーヒー豆の高騰でメーカーが出荷価格を見直すことから、店頭での小売価格が2割程度、値上がりしたということです。
また北陸電力によりますと、10月分の電気料金は、円安に加えて石炭や原油の価格が上昇していることから、平均的な家庭で9月分より62円値上がりして6864円になります。
10月分のガス料金も富山市中心部や射水市などに都市ガスを供給する「日本海ガス」では、平均的な家庭で9月分より72円値上がりして5667円になるほか、高岡市に供給する「高岡ガス」も、平均的な家庭で9月分より69円値上がりして5269円になります。
新型コロナウイルスの影響の長期化で消費の回復が遅れる中、暮らしに身近な商品の相次ぐ値上げにより、家計への負担は一段と増えることになりそうです。
からの記事と詳細 ( 10月1日から身近な食料品などさまざまなものが値上げ|NHK 富山県のニュース - NHK NEWS WEB )
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