猫の毛柄は不思議でいっぱい。今回は「猫にいろいろな毛柄が生まれるのはどういう仕組み?」「毛柄のバリエーションはなぜ豊富なの?」といった、猫の毛柄にまつわるギモンに答えます! 毛柄のヒミツを紐とき、猫についてさらにくわしくなりましょう。 【画像】いろいろな毛柄の猫たち
猫にはなぜいろいろな毛柄があるの?
現在の猫の祖先は、アフリカ大陸に住む野生のリビアヤマネコ。リビアヤマネコはしま模様の毛柄をもっています。このしま模様の遺伝子はリビアヤマネコから派生した猫たちに受け継がれていきましたが、あるとき突然変異を起こし、別の毛柄が誕生しました。それを何度も何度も繰り返しながら、世界各地で猫の遺伝子が複雑に絡み合った結果、毛柄のバリエーションがどんどん豊富になっていったのです。
いろいろな毛柄が生まれる仕組みって?
きょうだい猫でも、毛柄がバラバラになることがありますよね。猫の毛柄は、父猫と母猫の両方から受け継いだ遺伝子がペアとなって決まります。つまり同じ親をもつ猫どうしでも、遺伝子の組み合わせによっては親猫と違う毛柄が出ることもあるのです。 また毛柄の遺伝子には、子の世代で出る「優性遺伝子」と、何世代もあとに突然出る可能性がある「劣性遺伝子」の2種類があります。そのため劣性遺伝子を受け継ぐと、親猫とはまったく違う毛柄が出ることが! きょうだい猫でも違った毛柄が出るのは、このようなメカニズムがあるからなのですね。
親子で同じ毛柄が出やすい猫種も!
たとえばシンガプーラなど毛色が限定されている一部の猫種は、決まった毛柄が優性的に遺伝しやすい傾向があります。このことから両親が同じ猫種の場合は、生まれてくる猫も同じ毛柄になりやすいでしょう。
猫の毛色と肉球の色はリンクしている?
猫の毛柄はさまざまですが、肉球の色もバリエーションがありますよね。肉球が何色になるかは、メラニン色素の量と関係しています。そのため肉球の色は、毛色に対応する傾向にあるのだとか。 たとえば白い毛色が多い猫は肉球がピンクに、暗い毛色が多い猫は肉球が黒やグレーになることが多いようです。バイカラーなど毛色が複数の色で構成されている猫は、ピンクの肉球に黒いブチが混じることも。毛色と肉球の色がリンクしているだなんて、なんだか面白いですね! さまざまな種類があり、フシギな魅力がいっぱいの毛柄。黒や白、キジトラ、茶トラ、ミケ、サビ……などなど、猫に多種多様な毛柄がある理由がわかりましたね。みなさんはどの毛柄がお気に入りですか? 参考/「ねこのきもち」2016年6月号別冊『ねこのきもちセレクション KEGARA図鑑』 文/松本マユ 構成/ねこのきもちWen編集室 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
ねこのきもちWeb編集室
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