Blizzard Entertainmentは6月30日、現在開発中の『ディアブロ IV』について、その進捗状況を伝える四半期アップデートを公開した。今回の内容は、主としてビジュアル面についての過去作からの進化を伝えるものだ。カットシーンのリアルタイムレンダリング化や、『ディアブロ III』からパワーアップした見た目のカスタマイズ要素などが紹介されているほか、同作のビジュアル面について多くの要素が明かされている。
『ディアブロ IV』では、キャラクターのカスタマイズなども視野に入れた上で、ゲームエンジンが刷新された。開発にまつわるツールや描画をつかさどるレンダリングエンジンも再構築されており、グラフィック向上がゲーム体験に大きな影響を及ぼしているようだ。起点となったのは「『ディアブロ III』のカットシーンの品質でゲームを動かしたい」という発想だったそうで、ゲームのカットシーンは過去作のプリレンダ映像から、ゲームエンジン内での描画へと変更されている。
物理ベースレンダリング(PBR)を採用したことで、フォトリアルで美麗な映像を実現しているとのことだ。同作に実装予定のクラスであるローグおよびバーバリアンをフィーチャーした映像も公開されている。映像では、金属や革は鈍く照り返し、皮膚はつややかに、布地や木材についてはマットな仕上がりとなっているなど、ライティングの緻密さが確認できる。ディティールが増したことで、同じクラスでも装備により見た目の個性が大きく変わっている印象だ。
また、同作ではグラフィックの美しさのみならず、キャラクターの見た目のカスタマイズ要素も過去作より強化されるようだ。過去作『ディアブロ III』には、防具の色合いを変更する染料システムと、トランスモグと呼ばれる外見変更システムが存在した。しかし、内容としては防具の見た目を差し替えるにとどまっていた。キャラクター自身の見た目も、クラスごとに男女が分かれるのみで、詳細なカスタマイズは実装されていなかった。
『ディアブロ IV』では、そうした過去の『ディアブロ』作品よりも、奥深いキャラクターカスタマイズが用意されているとのことだ。顔自体が変更できるほか、髪型や髭、眉などの細かい部分も変更可能とのこと。ほかにも鼻ピアスやイヤリングなどの装飾品や、化粧やタトゥーなども用意されており、プレイヤーの理想に近いキャラクターを作り上げることが可能になっている。ただし一部の装飾要素は、クラスの背景設定にもとづき、そのクラス固有のものになるそうだ。
また、『ディアブロ III』に存在した染料システムも健在で、前述の物理ベースレンダリングに適応したものになっているそうだ。プレイヤーは防具のリアルさを保ったまま、各部位を好みの色に染め上げることが可能になる。キャラクターカスタマイズ要素の拡充と合わせて、『ディアブロ IV』ではファッションも過去作に増して楽しめそうだ。
『ディアブロ IV』四半期アップデートではほかにも、新たな敵グラフィックの紹介や、キャラクターデザインについてのこだわりが語られている。その内容は多岐にわたるため、気になる方は元記事を参照されたい。
からの記事と詳細 ( 『ディアブロ IV』はグラフィック向上によりゲームプレイ面でさまざまな新要素導入。キャラクターの顔や髪型を変更可能 - AUTOMATON )
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