ガイアの夜明け【ワクチンの真実2 独占!国産ワクチン開発 最前線】
【7月30日(金)夜10時放送】日本における「国産ワクチン」の開発は、どこまで進んでいるのか?開発に着手している複数のキープレイヤーを独占取材。
ビジネス
テレ東
2021.7.30 ガイアの夜明け
現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)。7月30日(金)の放送では、新型コロナワクチンの最新事情を取り上げる。感染急拡大、ワクチンが不足する中「国産ワクチン」の開発が進んでいる。製薬メーカーの現場や人体に投与する治験など、テレビ初取材で追跡する。
国産ワクチン開発現場を独占取材! 立ちはだかる壁とは?
世界各国でワクチンの需要が高まる中、国産ワクチンの開発が急ピッチで進んでいる。そのひとつが、「明治ホールディングス」傘下の製薬会社「KMバイオロジクス」(本社・熊本市)。様々なワクチンを手掛け、昨年度はインフルエンザワクチンで国内トップのシェアを誇る。
「ファイザー」や「モデルナ」社製のワクチンが最先端技術「ウイルスの遺伝情報」から作られるのに対し、「KMバイオロジクス」が使うのは「不活化ワクチン」という昔からある技術。
動物由来の細胞にコロナウイルスを感染させ、大量に増やし、それを薬剤を使って「無毒化」。不純物を取り除く精製の工程を経てワクチンとなる。これを人に投与すると体の中で抗体が作られ、ウイルスの感染を防ぐことが出来るのだ。すでに多くの小児用ワクチンで普及している手法のため、安全性の高さに期待が寄せられる。
10カ月を要した新型コロナのワクチン開発は、今年3月、重要な局面へ。人の体で効果と安全性を確かめる治験が始まろうとしていた。現在、国内メーカーで治験に入っているのは、「KMバイオロジクス」を含め4社。治験は規模を拡大しながら行われ、「相(そう)」と呼ばれる3段階の試験が必要となる。「KMバイオロジクス」はその第一相と第二相を同時に実施。
今回番組は、「健康な成人と高齢者の210人を対象に行われた治験」に密着した。「ワクチンの治験」の知られざる現場とは...。
しかし、国産ワクチンの開発は、3段階ある治験のうち最終の段階に進めず、足踏みしている状態だった。そこには大きな壁が...。
わずか127グラムで全国民へ 日の丸ベンチャーが挑む"夢のワクチン"
大手のワクチン開発が最終段階へと進む中、まったく新しいタイプのコロナワクチンの開発に挑むのが、ワクチンベンチャー「VLPTジャパン」。ベンチャー企業ながら国から「コロナワクチン開発」の支援先に選ばれ、最大100億円の支援を取り付けるなど期待を集める。その画期的な研究に迫った。
「VLPTジャパン」代表・赤畑渉さんは京都大学大学院を卒業後、ワクチン開発の本場「アメリカ国立衛生研究所」で研鑽を積んだワクチン分野のエリート。アメリカでワクチンベンチャーを立ち上げ、新しい技術を使ったがんやマラリアのワクチンを研究している。
赤畑さんが「アメリカ国立衛生研究所」時代の同僚と共同で開発を進めているのは「レプリコンワクチン」。抗体を作る機能だけでなく、体の中で"ワクチンそのものが増える機能"を持ち合わせているのが特徴だ。少量接種で済むためワクチンの製造が容易になる利点があり、127グラムあれば、日本人全員が接種できるという驚きの計算も。この「レプリコンワクチン」は動物実験が終わり、早ければ8月中にも治験を始める予定。日本から世界を変えるワクチン誕生となるか?
番組では、「塩野義製薬」のワクチン開発のその後も取材。「ガイアの夜明け」は今晩10時から放送。お見逃しなく!
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