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Tuesday, March 30, 2021

赤が映える! 性能がうなる! 浦和レッズオフィシャルパソコンを手にして分かったこと - ITmedia

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 2020年に発売されて話題となった、マウスコンピューターの浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)オフィシャルノートPCに、2021年度モデルが登場した。

 この2021年度モデルでは、オフィシャルパソコンならではの各種特典を継承しつつ、PCとしての性能や機能を大幅に強化した。CPUのパフォーマンスは何と約3.2倍(15.6型モデル、マウスコンピューター調べ)となり、Wi-Fi 6への対応、USB Type-Cでの充電をサポートするなど先進的な仕様も取り入れ、格段に魅力が増している。

 ラインアップは、持ち運びに適した薄型軽量の14型モデル(mouse X4-R5-URDS)と、さらに大きな画面となる15.6型モデル(mouse X5-R7-URDS)の2種類だ。今回は、15.6型モデルを通してその魅力をじっくりと見ていこう。

mouse X5-R7-URDS 浦和レッズオフィシャルパソコンの2021年度モデルでは、性能や機能が大幅に強化された。レッズ愛を全力で主張できるスペシャルな特典も健在だ

地域貢献/SDGsに積極的に取り組むマウスコンピューター

 マウスコンピューターといえば「国産パソコン」で名をはせている。ほぼ全てのPCを長野県飯山市の工場で生産することにより、高品質と短納期、BTOによるカスタマイズを両立させている。

 同社は近年、SDGs(Sustainable Development Goals=国連で採択された世界規模の持続的開発目標)の取り組みを発表するなど、社会貢献や地域貢献も積極的に進めている。今回のオフィシャルモデルも、同社の創業地である埼玉県春日部市(現在も「春日部ダイレクトショッププラス」がある)と隣接しているさいたま市をホームタウンとする浦和レッズがタッグを組んだものだ。

mouse X5-R7-URDS 写真は2020年2月に行われた発表会の模様で、初代オリジナルモデルを手にするマウスコンピューターの小松永門社長(左)と浦和レッドダイヤモンズの立花洋一社長(右)

レッズモデルならではのスペシャル仕様

 浦和レッズのオフィシャルパソコンは、浦和レッズのエンブレムをデザインしたオリジナルの化粧箱で届けられる。レプリカユニフォームなど他のレッズグッズと一緒に飾っても違和感のない存在感がある。

 ボディー天面部分には、浦和レッズのイメージカラーであるレッドを配色しつつ、「URAWA REDS」のシルバーミラーロゴを配置する。誰が見ても浦和レッズモデルだと分かるデザインであり、持っているだけで“レッズ愛”をアピールできるだろう。

 さらに、キーボードの「R」「E」「D」「S」キーをレッズカラーに配色した演出もうれしい。ゲーミングノートPCでは、ゲーム操作でよく使う「W」「A」「S」「D」キーを目立たせている例があるが、一見それと思わせておいての「R」「E」「D」「S」は心憎い演出だ。キーボードと向き合っている間も、レッズとともにいる一体感を得られるだろう。

mouse X5-R7-URDS 高級感のあるレッドを配した天面カバーに「URAWA REDS」のシルバーミラーロゴを配置する。誰が見ても浦和レッズモデルだと分かるデザインで、周囲にレッズ愛をアピールできる
mouse X5-R7-URDS PC利用時に常に向き合うことになるキーボードの「R」「E」「D」「S」キーをレッドに配色した。インパクト抜群の心憎い演出だ。

壁紙もレッズ! 追加デザインもダウンロード可能

 この浦和レッズオフィシャルパソコンには、オリジナルデザインの壁紙が標準でプリインストールされている他、追加で3種類のオリジナル壁紙が作成されており、同社のWebサイトからダウンロード可能だ。本製品の液晶ディスプレイの解像度と同じ1920×1080ピクセルで作成されており、そのままぴったりサイズで使える。画面でもレッズ愛をアピールできるのはポイントだろう。

モバイルもできるスリムで軽量な15.6型ノート

 浦和レッズオフィシャルパソコンは、PCとしての性能や機能も極めて優秀だ。2020年度モデルも完成度は高かったが、2021年度モデルではさらに磨きがかかっている。

 ここで取り上げる15.6型画面モデル(mouse X5-R7-URDS)は、重量が約1.49kg、ボディーの厚さが約17.9mmの薄型軽量ボディーに、大きな画面と高性能なCPU、さらに公称値で約18.5時間と長時間動作するバッテリーも備え、新生活にもぴったりな万能モデルだ。

mouse X5-R7-URDS mouse X5-R7-URDSのボディーサイズは、約356(幅)×233(奥行き)×17.9(厚さ)mmで、凹凸も少なくカバンへの収まりもよい。画面の上や左右のベゼルを切り詰めた「ナローベゼルデザイン」を採用しており、見た目にもシュッとしている
mouse X5-R7-URDS バッテリーは91Whと大容量タイプを搭載する。JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0による公称の駆動時間は約18.5時間だ
mouse X5-R7-URDS 標準で付属するACアダプターは独自端子の90W仕様になっている。USB Power Delivery(90W以上)による充電にも対応するが、純正ACアダプター以外は動作保証の対象外となる

 画面解像度は1920×1080ピクセルに対応し、表面は光沢のないノングレア仕上げになっている。照明や外光などが画面へ映り込みにくいため、場所を選ばずに利用できる。

 キーボードの品質も良好だ。キートップに微妙なくぼみがつけられているおかげで指が置きやすく、スイッチの感触も良好でとても打ちやすい。仕事や学習で長文をタイピングするような用途でも快適に使えるだろう。

mouse X5-R7-URDS 1920×1080ピクセル表示に対応する15.6型の液晶ディスプレイを備える。ノートPCとしては大きい表示で、ノングレア仕様のため目の負担が少なく、長時間の作業にも適している
mouse X5-R7-URDS 液晶ディスプレイは約140度まで開く。見やすい角度に調整可能だ
mouse X5-R7-URDS キーピッチは約18mm、キーストロークは約1.4mmとゆとりがある。キートップには微妙なくぼみがあって、指を置いた際や、押下した時の感触がとても良い

 続いて、インタフェース回りを見ていく。

Wi-Fi 6の高速無線LANにPD対応のUSB Type-C端子を搭載

 通信機能は1000BASE-T対応の有線LANに加えて、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.0を標準で装備している。

 Wi-Fi 6では通信の仕組みを改良することで、従来のWi-Fi 5に比べて約1.4倍も高速になり、たくさんのデバイスが同時に通信するような環境でも安定して高速な通信を行えるのが特徴だ。特に家族がたくさんいたり、複数のデバイスを使ったりする場合でも、機器をWi-Fi 6で統一すれば実際の通信環境はかなり良くなるだろう。

 外部ディスプレイ出力用のインタフェースは、HDMI出力を右側面に装備する。USBポートは合計で4基装備し、3基あるUSB 3.0ポートのうち1基はUSB Type-Cとなっている。USB Power Delivery(PD)にも対応しており、90W以上の給電能力を持つ汎用(はんよう)のUSB PD対応ACアダプター/モバイルバッテリーで充電が行える。純正品以外は動作保証の対象外ではあるが、いざというときに市販のACアダプターが利用できるのは心強い。

mouse X5-R7-URDS 前面はシンプルなデザインに見えるが、指がかかりやすくディスプレイの開閉はスムーズに行える
mouse X5-R7-URDS 背面部は排気口が用意されている
mouse X5-R7-URDS 左側面に有線LAN、USB 2.0、USB 3.0、ヘッドフォン/マイク兼用の各ポートと、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)を備える。盗難防止ワイヤーを取り付けるためのセキュリティロック・スロットも搭載する
mouse X5-R7-URDS 右側面には手前から、USB 3.0 Type-C(Power Delivery対応)、USB 3.0、HDMI出力を並べる。一番奥にDC入力(ACアダプター)ポートがある

テレワークやテレスクール向けの装備も万全

 液晶ディスプレイの上部に約100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクを内蔵する。マイクはノイズキャンセル機能に対応しており、クリアな音声でビデオ会議やオンライン授業を行える。

 Windows Helloの顔認証に対応したIRカメラも搭載済みで、一度登録しておけば使わない時は画面をロックしてPCを保護しつつ、画面に顔を向けるだけですぐにWindowsへログインできる。手軽さとセキュリティを確保した便利な機能なので、ぜひ活用したいところだ。

mouse X5-R7-URDS ノイズキャンセル機能対応のデュアルアレイマイクを内蔵しており、クリアな音声でビデオ会議を行える

充実の基本スペックで8コア16スレッドの強力なCPUを搭載

 CPUにはAMDのRyzen 7 4800Hを採用している。8コア12スレッドで、動作周波数は2.9GHz〜4.2GHzとパワフルだ。ビジネスや学習用途はもちろん、写真編集やビデオ編集などのクリエイティブワークといった幅広い分野のアプリを快適に操作できる。

 Ryzen 7 4800HのTDP(熱設計電力)は45Wだ。最近のCPUはブースト機能で温度と性能のバランスを調整するため、強力なCPUを装備していてもボディーの放熱性能が十分でないとフルに性能は発揮できない。特にTDPの値が大きな製品は高度な冷却が必要になるが、本製品も2020年度モデルからCPUの冷却ファンを追加し、冷却性能を強化している。

 メモリとストレージは、BTOでカスタマイズが可能だ。標準でメモリは16GB(8GB×2)、ストレージとして512GBのPCI Express SSDを搭載しており、ビジネスや学習用途では十分な構成といえる。クリエイティブ用途でも活用したいのであれば、メモリを32GB以上、ストレージ容量を2TBにするのがお勧めだ。

mouse X5-R7-URDS TDP 45WのRyzen 7 4800Hを搭載。8コア16スレッドで動作し、最大周波数も4.2GHzと高い。並のデスクトップPCを上回るパワフルな仕様だ
mouse X5-R7-URDS ストレージはPCI Express(NVMe)対応のSSDを採用しており、OSの起動や終了、アプリの切り替えもキビキビと動作する

 最後にベンチマークテストで本製品の性能をチェックしよう。

圧倒的なマルチスレッドパフォーマンスを発揮

 ベンチマークテストで性能を確認しよう。本製品はRyzen 7 4800Hを搭載していることもあり、実際にどのくらいのパフォーマンスを発揮できているのかに注目したい。

 CPU性能の目安となるCINEBENCH R23のCPUスコアは1万968だ。このテストは、システム構成の違いがスコアにほとんど影響しないので比較しやすいが、AppleのM1やIntelの最新CPUであるCore i7-11370H(Core H35)などでは相手にならず、デスクトップPC向けのRyzen 7 2700X搭載機をも上回る水準だ。8コア16スレッドのCPUならではのスコアで、本製品がRyzen 7 4800Hのポテンシャルをしっかり引き出していることが分かる結果だ。

mouse X5-R7-URDS CINEBENCH R23のテスト結果。CPUスコアはデスクトップ向けのCore i7-9700K(8コア8スレッド、3.6GHz〜4.9GHz)を上回り、Ryzen 7 2700X(8コア16スレッド、3.7GHz〜4.3GHz)と同等以上だ

 PCMark 10でも、Webブラウズやビデオ会議などの日常操作(Essentials)、オフィスアプリを使ったビジネス共同作業(Productivity)、デジタルコンテンツ制作(Digital Content Creation)、いずれの項目でも旧世代のノートPCを圧倒する。

 AdobeのPremiere Pro、Lightroom Classicなどのテスト結果からもクリエイティブ適性も十分あることが確認できる。高いCPU性能を生かせば、スタジアムなどで撮影した選手写真を加工してお気に入りの画像に仕上げるのもスムーズに行える。

mouse X5-R7-URDS PCMark 10の結果。旧世代PC(4コア8スレッドのCore i5-8250U、メモリ20GB、SATA SSD)を全ての項目で大きく上回る
mouse X5-R7-URDS Lightroom Classicで4240万画素デジタルカメラのRAWデータ100枚の現像出力時間、Premiere Proでは4Kクリップ7本で構成したシンプルなプロジェクトの出力時間を計測した。どちらも比較対象の旧世代PC(Core i5-8250U、メモリ20GB、SATA SSD)よりはるかに短い時間で終えている

 グラフィックス性能については、CPU内蔵GPU(AMD Radeon Graphics)を利用しているために3D描画性能はさほど高くないが、それでもFINAL FANTASY XIVくらいのオンラインゲームであれば問題なく楽しめるくらいの性能は持っている。

mouse X5-R7-URDS 3DMark/Time Spyのテスト結果
mouse X5-R7-URDS FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマーク(1920×1080ドット、標準品質、フルスクリーン)のテスト結果

 バッテリーテストとして、PCMark 10/Modern Office Battery Lifeを実行した。バッテリー駆動時間は約18時間50分だった(バッテリーの残量は6%)。公称値を裏付ける結果が出ており、1泊2日、場合によっては2泊3日程度の旅行や出張でもACアダプターを持ち歩かなくても済むだろう。

 高性能なノートPCというと動作音や発熱が気になるところだが、その点でも本製品は優秀だ。高負荷時でも動作音は気にならず、手のひらがよく触れるパームレストもクールなまま利用できた。Ryzen 7 4800Hの電力効率の良さ、本製品の放熱設計の優秀さが感じられる。

mouse X5-R7-URDS PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのテスト結果。18時間50分と公称値を上回る長時間駆動が可能だった
mouse X5-R7-URDS Premiere Proのプロジェクト出力終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー画面(室温20度)。キーボードは最高でも35.1度、パームレストの平均温度は25.9度とボディーの発熱は感じられない値だった

新生活にぴったり! 持ち運べる高性能PCでレッズサポーターは必携!

 この浦和レッズオフィシャルパソコンの最大の特徴は、どこから見ても“レッズ愛”を主張できるスペシャル仕様なところだ。天面のカバー、キーボード、画面、そして化粧箱まで、全てがレッズ仕様だけに、レッズサポーターならばこの点だけでも大きな魅力だろう。

 本製品は、純粋なPCとしての実力も素晴らしい。薄型/軽量でありながら大きな画面を両立させており、ベンチマークでは、圧倒的なマルチスレッド性能、長時間のバッテリー駆動時間も実証した。Wi-Fi 6やWebカメラ、ノイズキャンセル対応マイク、顔認証カメラなど、テレワークやオンライン学習向けの機能もばっちり備えており、実生活でオン/オフを問わず存分に活躍してくれるだろう。

 それでいて販売価格は標準構成で15.6型モデルが11万9800円(税、送料別)と非常にリーズナブルだ。レッズサポーターならば大満足の1台となるはずで、2020年度モデルを買い逃してしまった人はもちろんのこと、2020年度モデルを購入した人でも買い換える価値があるほどの良作となっている。レッズに縁がある人はぜひ検討してほしい。

 今なら、浦和レッズオフィシャルパソコン購入者を対象に、西川周作選手、汰木康也選手、関根貴大選手、武田英寿選手のサイン入りオリジナルPCバッグが、各5人(合計20人)に抽選で当たるキャンペーンを実施中だ(5月10日まで)。忘れずに応募を済ませよう。

mouse X5-R7-URDS 浦和レッズとAMDと、どちらもレッドカラーがオフィシャルパソコンの魅力を存分に引き立てている

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