Pages

Wednesday, February 5, 2020

米エヌビディア、次世代車載コンピューターを発表 - 日経xTECH

 米エヌビディア(NVIDIA)は、中国蘇州で2019年12月に開催のプライベートイベント「GTC China 2019」において、次世代車載コンピューター「NVIDIA DRIVE AGX Orin」を発表した()。CES 2018で正式発表した現行の車載コンピューター「NVIDIA DRIVE Xavier」の次の機種になる。DRIVE AGX Orinは自動車メーカーの2022年モデルを想定して開発したという。

図 NVIDIA DRIVE AGX Orinを発表する、Founder and CEOのJensen Huang氏

(写真:NVIDIA)

[画像のクリックで拡大表示]

 約2年前に正式発表のDRIVE Xavierの中核となるのは「Xavier SoC」と呼ばれるICである。Xavier SoCは台湾TSMCの12nmプロセスで製造され、NVIDIAが独自にマイクロアーキテクチャー設計したARMv8.2-Aコア「Carmel」と、「Volta」と呼ぶNVIDIA独自アーキテクチャーのGPUコアなどを集積する。同社によればXavier SoCの演算性能は30TOPSである。

 一方、今回正式発表のDRIVE AGX Orinの中核は「Orin SoC」と呼ばれるICである。Orin SoCに集積されるのは、5nmや7nmプロセス向けという「次世代Cortex-Aコア(開発コード名:Hercules)」と、NVIDIAの次世代アーキテクチャーのGPUコアなどとされる。Orin SoCの処理性能は、Xavier SoCの約7倍の200TOPSだという。NVIDIAによれば、Orin SoCを使ったシステムがISO 26262 ASIL-Dに準拠可能なように、このチップを設計したとする。また、Orin SoCのアプリケーション開発には、Xavier SoCと同じくCUDAやTensor RTなどが使えるため、DRIVE Xavier向けのソフトウエア資産を活用できるという。

 ネット上にはOrin SoCに関してさまざまな噂が飛び交っている。例えば、集積されるGPUコアのアーキテクチャーは「Ampere」で、韓国Samsung Electronicsの7nmプロセスで製造される、などである。GPUアーキテクチャー名や製造プロセスは、今回、正式発表されていない。

出典:日経Automotive、2020年3月号 p.32
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

この先は有料会員の登録が必要です。「日経Automotive」定期購読者もログインしてお読みいただけます。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら

Let's block ads! (Why?)



"コンピューター" - Google ニュース
February 06, 2020 at 03:00AM
https://ift.tt/2RYL4Ex

米エヌビディア、次世代車載コンピューターを発表 - 日経xTECH
"コンピューター" - Google ニュース
https://ift.tt/2Pm3Z9Y
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment