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Saturday, December 7, 2019

ガーミンのサイクルコンピューター「530」「830」 あなたに合うエッジはどちら? - Cyclist(サイクリスト)

 ガーミンの最新サイクルコンピューター「エッジ530」と「エッジ830」は多くの新機能と、パワーアップしたCPUを搭載し、プロ選手からホビーサイクリストまで人気を博しています。機能やサイズが似ている2つですが、違いはどこにあるのでしょうか。両者のスペックを比較しました。

エッジ830(左)と530、あなたはどちらを選ぶ? Photo: Shusaku MATSUO

 両モデルはエッジ520、エッジ820の後継機としてフルモデルチェンジしたサイクルコンピューターです。新型のCPUを搭載したことで、操作レスポンスが向上したほか、充電1回当たりのバッテリーの寿命も30%以上の大幅アップ。本体のみで最大20時間、拡張バッテリーパック(別売り)使用で最大40時間稼働します。また、ロングライド派には嬉しいナビゲーション機能が、シリアスアスリートにも便利な各トレーニング機能が強化されています。

その他、共通機能としてガーミンコネクトモバイル、Live Track、ライダー間メッセージ、自動アップロード 、事故検出(ガーミンコネクトとのペアリングが必須)、ワークアウト管理、VO2Max計測、FTP自動計測 (対応するセンサーが必要)、リカバリーアドバイザー、サイクリングダイナミクス(対応するセンサーが必要)、パフォーマンスコンディション(対応するセンサーが必要)、ストレススコア(TSS)計測機能などを搭載

ボタンの530、タッチの830

 ハード面から比較してみましょう。エッジ530はサイドに操作ボタンが配されているのに対し、エッジ830はスクリーン上のタッチパネルを用いた操作がメインとなるためすっきりとした印象があります。エッジ830の方が数グラム重いというわずかな差異はありますが、両デバイスに大きな違いはありません。最も異なるのは操作方法です。

 操作感はどちらもサクサクとした印象。エッジ830はタッチパネルですが、水滴の誤作動を防止するタッチスクリーンロック機能も備えており、汗や雨でも問題なく使え、乗り手の集中力を切らさせません。また、項目を直接タッチし、表示を変更できるなどより直感的な操作性が魅力です。

 一方のエッジ530は物理ボタンで操作するため、激しいトレーニングやレース中でも明瞭なクリック感があり、確実な操作が可能となります。長指グローブを使用する冬のライドでも活躍します。

豊富な新機能を搭載

上り坂の距離や勾配をグラフや色に分けて表示する「クライムプロ」

 両デバイスともに新機能が豊富に搭載されたことも見逃せないポイントです。駐輪中、バイクに振動が加わるとけたたましい音とともに、スマホに異常があったことを通知してくれる「盗難防止バイクアラーム」や、ヒルクライムライド中にリアルタイムで平均斜度や残りの距離などの情報を、わかりやすいビジュアルでデバイス上に表示してくれる「Climb Pro」(クライムプロ)など、実用性の高い機能が満載。

 また、シリアスレーサーだけでなく、ホビーサイクリストまで幅広い層が活用できる計測機能も充実しています。パワートレーニングの指標として多く用いられているFTP計測はもちろん、Vo2Max(最大酸素摂取量)の計測といった高度なパフォーマンス解析も可能に。ワークアウト終了時に摂取したカロリーや水分量の記録を残すこともできます。適切な補給をサポートするトラッキング機能です。

ライドで摂取した水分量やカロリーの記録が可能に
水分やエネルギー摂取量のログをガーミンコネクト上で管理できる

ナビ機能で勝る830

 どちらのデバイスも昭文社の最新地図データを内蔵しており、ナビゲーション機能を備えています。予めコースをデバイスに取り込むことで、リアルタイムのルーティングか可能となっています。ガーミンコネクトのウェブ上でコースを製作できるほか、StravaなどでGPXデータを作成し、直接USB経由で取り込むことも可能です。

分岐点が近づくと転換点距離やルート、方角を表示してくれるナビゲーション
エッジ830は出先から行き先を検索、設定が可能

 両機種ともに高性能なナビ機能を備えていますが、操作性で勝るのはエッジ830といえるでしょう。地図表示中はピンチイン/アウトができるほか、現在地から先の状況を知りたい場合でも指先一つで地図をスライドし、調べることが可能です。エッジ530も地図表示/ナビ機能は備わっていますが、地図の縮尺変更のみの操作が可能です。ナビ機能に関しては、スマホのような操作ができるエッジ830に軍配が上がります。

 また、エッジ830は出先でもデバイス上でルート検索が可能です。POIカテゴリー検索(ジャンル別施設検索)ができるため、旅先でレストランやコンビニ、入浴施設などをスマホやPCに接続することなく検索できます。これはエッジ530には無い機能です。

コストパフォーマンスの530

セットに含まれるセンサー類 Photo: Shusaku MATSUO

 ケイデンスやスピード、心拍センサーが付属したセット販売のみのエッジ830に対して、エッジ530はセット販売と単品販売のバリエーションを揃えています。既存のガーミンユーザーで、センサーをすでに持っているのであれば、税抜3万7800円で単品のエッジ530が購入できます。一方、エッジ830は選択肢が税抜5万7800円(セット)のみなので、コストパフォーマンスではエッジ530が優れているといえるでしょう。

どちらがおススメ?

 物理ボタンか、タッチスクリーンか、操作方法の違いで新機能の活用法もやや異なるエッジ530とエッジ830。もしあなたがロングライド派のサイクリストであれば間違いなくエッジ830がおススメです。バッテリー持続時間が飛躍的に伸び、直感的な操作と高精度なナビ機能はライドを豊かな時間にしてくれます。

見た目は似ている2台だが、操作方法の違いで異なった機能に特化させた Photo: Shusaku MATSUO

 一方、エッジ530は日常的にトレーニングやライドを行うユーザーにお勧めです。導入コストはエッジ830ほどは高くなく、機能は十二分。新世代のスタンダード機種なので、エントリーユーザーが買えば今後数年はライドのお供になりますし、シリアスユーザーでも導入したその日からトレーニング効率をアップしてくれるのは間違いなし。

 操作性などそれぞれ特徴の違うエッジ530と830ですが、シチュエーションを絞ると合う機種が自ずと見えてくるはず。サイクルコンピューターの新たなスタンダードを体験しましょう。

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December 06, 2019 at 04:00AM
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