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Tuesday, December 12, 2023

[みんなのケータイ]Adobeのイベントでも話題は「生成AI」、“タダ”でいろいろな画像を生成してみる - ケータイ Watch

mungkinbelum.blogspot.com

 先月、アドビ(Adobe)製品のイベント「Adobe MAX Japan 2023」が開催されました。アドビ製品と言えば、写真が画像を編集するPhotoshop(フォトショップ)や調整できるLightroom(ライトルーム)、ベクター画像の作成や編集など印刷物を作成できるIllustrator(イラストレーター)、動画編集のPremire Pro(プレミア プロ)など、皆様も一度は聞いたことがあると思いますが、一方でいわゆる「プロ向け」という認識もあり、サブスクになって手が出しやすくなったとはいえ、なかなか趣味用途で使用している人は少ないかも知れません。

大小さまざまな講演が行われた「Adobe MAX Japan 2023」

 今回の「Adobe MAX Japan」では、これらのソフトを活用してクリエイティブ活用をしている参加者が多いので、それらに向けたセミナーや講演などが多数開催されている一方、「生成AI」に関するものや「Adobe Express」を使って自分の持つスキルを超えた作品作りができる講演に注目が集まっていました。

生成AIって著作権はどうなる?

 Adobe MAXの講演でも話題に上がった「著作権問題」。これはさまざまな場所でさまざまな議論が起こっています。AIを学習させる素材の権利者に依存するのでは? という意見や、そもそも著作権が発生しないという意見などさまざまです。

 Adobe MAXの会場で、アドビの担当者は見解として、Fireflyを利用した生成画像に関しては「プロンプトを入力している部分で、生成したユーザーのオリジナリティが発揮されている」として、著作権は生成したユーザーにあるのではないかとしています。一方で「判例がないので、決まっているものはない」とも付け加えており、実際のところ、生成AIの学習ソースなどさまざまな要素を加味して長期的な議論が必要になりそうだと感じました。

 少なくとも、Fireflyでは、商用利用できる素材を生成しているので、他人の著作権を侵害してしまうかも……という心配はないので、その点は安心して利用できそうです。

社会情勢を受けた素材も

 Fireflyで遊んでいる際、「閉店 店」というプロンプトで生成したところ、なかなかイメージ通りのものにはならないなぁ……と感じているのと同時に、見かけた記憶がある文言が画像に入っていることが多いと感じました。

「閉店 店」というプロンプトとアートのスタイルを追加して生成

 「CLOOD19」とか「COOOID19」とか……。あくまで筆者の想像ですが、これはおそらく「COVID-19」であって、AIの学習素材に先般の新型コロナの影響により閉店した店の素材が多かったのではないかと思います。このプロンプトの場合は特に特徴が出てきていますが、おそらく新型コロナが世界に蔓延した時期ごろから、学習素材の収集が進められていたのだろうな……と感じ、あらためて長期的な影響を及ぼしていることを感じました。

 本当は、シャッターが閉まって閉店しているお店の画を出したかったので、筆者ももっとプロンプトを勉強しなければいけません。

「閉店 店 シャッター 猫 寝ている」で生成

 さまざまな作品を生成してくれる「Adobe Firefly」。Adobe IDこそ必要ですが、タダでできるこの機会に、触れてみてはいかがでしょうか。

「Firefly」で生成した画像を、カフェラテの泡にのせたもの。こういったユニークな取り組みも増えていくかもしれません

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