四季折々のさまざまな花が楽しめる奈良県桜井市の長谷寺で、およそ５００鉢の菊の鉢植えが参道に並べられ、訪れた人たちの目を楽しませています。
桜井市の長谷寺は、１年を通してさまざまな花が楽しめる「花の御寺」として知られていますが、この時期に境内で咲く花があまりありません。
そこで寺では、今月７日から始まった国宝の本堂の特別拝観に合わせて１００種類、５００鉢の菊の鉢植えを本堂近くの参道に並べる催しを「菊回廊」と名付けて始めました。
石段に並べられた菊は白や黄色、それにピンク色などさまざまな色の花を咲かせていて訪れた人たちは時々、参拝の足を止めて静かに眺めたり写真に収めたりしていました。
大阪から訪れた女性会社員は「菊の花が並べられていると知って訪れました。数がすごくて、とてもきれいでした」と話していました。
長谷寺の瀧口光記 広報担当は「菊を見に来ていただいて心が和やかになっていただきたい」と話しています。
長谷寺は来月（１１月）中旬ごろから紅葉も見ごろを迎え、菊の花と一緒に楽しめるということです。
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