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Sunday, October 15, 2023

「さまざまな偶然が、彼を怪物にした」大川隆法の長男(34)が語る「『幸福の科学』誕生のきっかけを作った【2人の女性】の正体」 - 文春オンライン

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 日本最大級の新興宗教・幸福の科学が生まれたきっかけは「2度の失恋」だった!?――大川隆法(1956~2023)の長男・宏洋氏が語った「幸福の科学」誕生の遠因を、新刊『神になりたかった男 回想の父・大川隆法』(幻冬舎)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/前編を読む)

大川隆法氏の長男が語った「幸福の科学誕生の意外なきっかけ」とは? ©文藝春秋

◆◆◆

宗教への目覚め

 恋に破れた隆法は、勉強に専念することで失恋を忘れようとしたらしい。本人の言葉を借りると「失意の中でも、私は、亀のごとく、本だけは読み続けておりました。頭が鈍るという理由から、夕食の量を減らしてまで、法律と政治学の勉強をしました」(『太陽の法』初版)。

 しかし隆法は、留年までしたにもかかわらず狙っていた司法試験に落ち、さらには上級国家公務員試験にも落ちてしまう。隆法は東大に助手として残ろうとしたが、成績が悪かったためそれにも失敗する。

 どん底の隆法は、なんとか総合商社である(株)トーメンに就職してサラリーマンになった。だが、三菱商事でも伊藤忠でもないトーメンが東大法学部卒の就職先としてはパッとしなかったことは言うまでもない。

 隆法は、恋焦がれた彼女を手に入れられず、判事や官僚、学者になる夢も絶たれ、超一流企業への就職にも失敗した。四国から立身出世を夢見て上京してきたにもかかわらず、望んだものをすべて失ったということだ。隆法は四国の山の中で勉強していた少年時代を思い、ひとり涙したという。

 隆法が宗教に目覚めたのはそのころだ。

「霊言」が下りてきた

 東大の卒業を控えたこのころから、隆法は宗教法人GLAの創始者である高橋信次(1927~1976)の本を読みはじめ、かなりの影響を受けたらしい。

 そして間もなく、「霊言」を聞くようになる。

『太陽の法』初版の隆法によると、彼にはじめて霊言が下りてきたのは1981年3月23日のことだ(ただしこの日付は怪しい。隆法はこの日が日曜日だったと『太陽の法』に書いているが、実際は月曜日だからだ)。日蓮の弟子である日興上人が、隆法の手を借りてカードに「イイシラセ、イイシラセ」と書かせた、と隆法は書いている。

 隆法の書いたことを信じる必要はまったくないけれど、彼がサラリーマン時代に宗教活動をはじめたのは事実ではある。

 1985年、彼は会社勤めの傍ら父親、つまり僕の祖父を著者に立てて『日蓮聖人の霊言』を潮文社から出す。「霊言シリーズ」のはじまりだ。

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