７年前、居眠り運転をしていたトラックとの衝突事故で娘を亡くした母親が、２５日、下松市で講演し、被害者への支援として、さまざまな立場の人に耳を傾けてもらうことの大切さを訴えました。
この講演会は、２５日から始まった「犯罪被害者週間」にあわせて、山口被害者支援センターと県や警察などが開き、およそ３７０人が出席しました。
下松市の会場では、７年前に周南市で起きた交通事故の遺族の木村緑さんが講演し、長女の円香さんが、実家から自宅のアパートに車で帰る途中に、中央分離帯を乗り越えてきた居眠り運転のトラックと衝突し、円香さんを亡くしたことを説明しました。
木村さんは、被害者支援のあり方について、弁護士などが１人で支えようとしても、法律上の視点と感情的な部分からそごが生まれてしまうとして、さまざまな立場の人が支援する体制が必要だと話しました。
そのうえで、「つらい人の気持ちはわからないかもしれないが、わかろうとしてくれるだけでもうれしくなる。耳を傾けることが支援の第一歩だ」と訴えました。
講演会に参加した弁護士の３０代の女性は、「１人で支援すると、本人がよかれと思っていても被害者の方にとってはよくないことをしている可能性があるので、多くの人でサポートをすることが大切だと気づかされました」と話していました。
からの記事と詳細 ( 交通事故で娘亡くす 母親がさまざまな立場の人の支援訴える｜NHK 山口県のニュース - NHK NEWS WEB )
https://ift.tt/3xp5glX
No comments:
Post a Comment