
米NVIDIA(エヌビディア)は5日(現地時間)、ロボットやドローン、人工知能(AI)処理に向けたボード型コンピューター「Jetson(ジェットソン)」シリーズの新製品「Jetson Nano 2GB」を発表した。特徴は、新製品のボードを含む開発キットの価格が59ドル(国内では菱洋エレクトロは6820円=税込みで販売)と安価なこと。99ドルの値付けで注目された2019年発売の「Jetson Nano」の開発キットに比べても、約40%安い。10月中旬以降、出荷する予定だ。
Jetson Nanoに比べてハードウエアの構成に違いがあるもののわずかで、AIに関する演算処理性能に大きな差はないという。ハードウエアの安さだけでなく、豊富な開発環境も特徴にうたう。
エヌビディアはJetson Nano 2GBを、深層学習やAIについてゼロから学びたい技術者だけでなく、大学生や高校生なども含めた、幅広いユーザーに向ける。深層学習などについて学べる教育プログラムも提供。認証プログラムも用意し、試験にパスすると修了証をもらえる。
同社によれば、14年の発売以来、Jetsonシリーズを利用する開発者は順調に増えて、19年3月時点で20万人に達した。このころ、小型ロボットに向けたJetson Nanoの販売を開始したことで増加の勢いが増し、20年10月で70万人になったという。今回の新製品で、さらにその数を増やしたい考えである。
(日経BPシリコンバレー支局 根津禎)
[日経クロステック 2020年10月6日掲載]
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米NVIDIA、59ドルのAI処理ボード型コンピューター - 日本経済新聞
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