2019年12月にロシアとヨーロッパのエンジニアは、国際宇宙ステーション(ISS)のコンピューターの交換作業が成功していることを確認しました。
今回交換されたコンピューターは、ISSを正しい位置へと維持し続けるための「Data Management System(DMS)」です。なお、交換作業はまず地上で厳密なテストが実施されました。
新しいコンピューターの交換手法では、従来は6ヶ月かかっていた作業期間をわずか数日へと短縮できます。また、コンピューターの故障のほとんどがその基板が原因であることも判明しました。
そして2019年1月、古い基盤の交換作業が成功していることをロシアの宇宙飛行士が確認しました。また先日には、ESA(欧州宇宙機関)が「すべてが正常に動作している」ことを確認しています。
スペア部品と宇宙空間での作業が可能であれば、ISSは2030年まで運用を続けることができます。さらに、今後の建設が予定されている月軌道ゲートウェイへと有用なデータが提供できることも期待されています。
塚本直樹
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